嘘の豆知識⑥

最近すっかり寒くなってきましたね。冬は天気が良く空気も澄んでいるため空が綺麗です。雲ひとつない青い空を見上げると心まで晴れていくような、そんな気持ちになります。

しかし、快晴の空を見上げても心には晴れない雲が一つあります。それは「なぜ空は青いのか」という疑問です。


空が青い理由、考えたことはありますでしょうか。それはズバリ、「ドップラー効果」です。


ドップラー効果の代表例といえば救急車のサイレンです。こちらに向かってくるサイレンの音は高く、去っていくサイレンの音は低くなる現象です。

実はドップラー効果は音だけでなく見た目にも変化が現れます。日常では観測することができないほど僅かな変化ですが、近づいてくる物体は青く、離れていく物体は赤く見えるのです。物体の速度が速ければ速いほどこの変化は顕著になります。

どうせこれも嘘だろ、ですか?
ふふっ、私が嘘をつくように見えますか?


さて、空が青い理由でしたね。みなさんご存知かと思いますが、地球は自転・公転をしています。地球は私たちが思う以上に太陽の周りを高速で移動しているため、ドップラー効果の変化が肉眼で観測できるのです。空気という物体がとてつもない速度で私たちに近づいているため空は青く美しいのです。

そして、離れていくときには空は赤く見えます。これが夕焼けの仕組みなのです。夕焼けが太陽によって色づくなら空はずっと赤いはずですよね?


今日は一段と冷えますね、そんなに薄着では風邪をひきますよ。ほら、唇が真っ青になって………。

もしかして高速で近づいてます?


ねぎとむ

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