プロダクトマネジャーとプロジェクトマネジャーの違いとは
シリコンバレーのテックカンパニーでは完全に確立された職種であるプロダクトマネジャー。それなのに、日本だとまだまだ浸透していないこの職種とその一般的な役割を解説します。
プロダクトマネジャーとは
製品開発に責任を持つ人・ロールのこと
と言われています。
具体的には、下記の3つの役割を持っており、トータルでマネジしていくことが求められるます。
・UX(プロダクトのデザイン、ユーザー体験の設計)
・Technology(製品開発に必要な技術、ソフト開発であれば開発言語や手法の設計と開発チームへの適用など)
・Business (この製品によるビジネス上のリターン、製品開発に必要な予算や体制など)
この3つのスキルは一般的にそれぞれの専門領域であり、全てを兼ね備えるのは非常に難しいです。そのため、よくプロダクトマネジャーはmini CEOなどと呼ばれることもあり、テック系スタートアップなどではCEOがこのロールを担っていることもよくあります。また、その役割の困難さと希少性から、給与は比較的高い職種と言えます。
一方で、
プロジェクトマネジャーとは
特定の目的達成のために定められた計画を完遂させる人・ロールのこと
と言われています。大規模なシステム開発や、特定の業務プロジェクトなどでよく耳にするポジションで、比較的日本の会社でもこのロールを定義して体制を作って社内プロジェクトで活躍されている方も多いのではないでしょうか。一方で、大規模プロジェクトのプロジェクトマネジャーとなると、マネジメントのスキル、リスクコントロールの難易度も格段に上がるため、コンサルティング会社などがこのロールを担って、高い報酬と引き換えにプロジェクトの旗振り役を担うこともよく見受けられます。
それぞれ、全く次元・レイヤーが異なる職種のため、同列で議論することはできないのですが、自社サービスを持っているネット企業やソフトウェア企業のプロジェクトなどでは、PMという言葉が、いずれのロールにもとられることがあり得るので、注意することが必要です。
特にプロダクトマネジャーについては、日本ではあまり浸透していない言葉ではありますが、実は海外のリーンテック企業が過去、こぞってトヨタ自動車の主査制度を研究した結果、生まれた職種であるとも言われており、とても興味深いです。以下に同じ内容の解説動画もありますので良かったらご笑覧ください。
解説動画はこちら↓
Product mangerとProject Managerの違いとは
#プロダクトマネジャー #プロジェクトマネジャー #CPO #mini CEO
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