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『団地ともお』に救われている話

トイレに古いタブレットを置いて雑誌代わりに読んでいると、最近は無料の漫画アプリが増えていて、漫画ビジネスのあり方が変わってきてるのを感じる。

無料アプリは色々な課金タイプがあるが、多くは基本的に無料で、もっと読みたくなったときに課金されるものが多い。小学館が運営している『マンガワン』は、チケットが何話分か毎日配布されていき、それが足りなくなったら課金するシステム。1話数十円ぐらい。同じ小学館のスピリッツで連載中の『団地ともお』が1話から読める。

この漫画、名前は知っていたけど読むのは初めて。とてもおもしろい。そんなに派手じゃないんだけど、たまに爆笑してしまう。マンガワンでは毎日無料で4話読めるのだけど、楽しみにしている。

余談だが、単行本で一気に読むのもそれはそれで楽しいのだけど、ゆっくり読んでいくのが好きだ。だから単行本よりも週刊で読んでいくタイプのファン。作品はリアル時系列で、時間の経過も感じながら楽しむのが、もっとも贅沢だと思うのだ。これはドラマでもそう。

『団地ともお』は、何気ない毎日が、癒しを与えてくれる。楽しみながらも、自分も子供の頃こうだったっけと思い出す。いや、楽しむだけじゃなくて、なぜか不思議と救われているような気がしている。

毎日、大人は暮らしているだけで色々とあるので疲れることも多い。でも、トイレで『ともお』を読むと、なにか心が柔らかくなる。バカなガキはそれだけで、大人にとっては宝物なんだろう。

そういえば、つらいときはよく漫画に救われてきた。大人になってからも中崎タツヤ、いましろたかし、ケロロ軍曹、そのほか諸々。けっこういいもんだよね、漫画は。

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