劇場版スタァライトオーケストラコンサートrevivalに行った話
新年あけましておめでとうございます。
おはようございます こんにちは こんばんは
いかがお過ごしですか、お疲れ様です。
みなさんの一年が良きものになりますように
…って書き始めた時点では良い時期だったんですけど、もうあのオケコンから一週間が経過してしまいましたね。
ともあれ早速noteを更新する機会がやって参りました。
2023年1月7日、パシフィコ横浜国立大ホールにて劇場版スタァライトオーケストラコンサートrivivalが開催されました。14:00からと18:30からの昼夜二公演が行われ、とてもありがたいことに私ねぎも両公演に参加させて頂きました。
思い返すと昨年2月6日に幕張メッセで開催された同オケコン。
あの当時僕は行けなかった側で。ツイッターのTLで現地の喜びの声に後悔で悲しくなったり、FFさんやフォローしてた方々と悲鳴を上げながら眺めてたんですよね。一部歌唱という話が、蓋を開けてみたら全部じゃん!なんてこともありましたね……それはそれは悶えたものです。
昨年の振り返りnoteでも書きましたが、その後ディレイ配信があったので行けた行けなかったみんなが救われたんじゃないかと思います。
さて、ではrevival当日を振り返っていこうかと思います。
セットリストに沿った感想は割りと見かけたので自分の感じたこと中心に書けたらなと思います。いや、楽曲には言及せざるを得ないんですが…!
まずは朝。前日日付が変わるまでに眠りたかったのですが睡眠は2時間程になってしまう失態…そんな中、午前中には立川シネマシティさんにて7日より始まったスタァライトのTVシリーズ上映(1~4話)に行って参りました。睡眠不足が災いして3、4話の段階で眠気を催してしまったのは反省点。
立川を後にし、いよいよパシフィコ横浜へと向かいます。道中、何か忘れ物をしたんじゃないかとずっと心配したり、緊張から少し気分が悪くなったりとすごく不安に陥っていました。勿論、ずっと待ち望んでいた機会ですから楽しみな気持ちもあったのですが。
いよいよやって来た夢の舞台の再演…
物心付く前、なにかで親に連れて来られた記憶が薄っすらあるものの実質初めてのパシフィコ横浜。咄嗟に入り口が分からず、それらしき人の流れに付いていき国立大ホール海側へやって来ると、既に入場を待つ長い行列が見えました。早速列に並んで徐々に入場口へと近付いていく。最初の印象は舞台創造科ってこんなに沢山いたの?!という驚きでした。まだ外に結構並んでたよね…と思いながらホール内へ。ここでも(これみんな舞台創造科なんだよな…)と思いつつ着席。一階席中段の出入口にほど近い位置で鑑賞しました。
昼公演の開幕、まず九人ちゃんといる!って何度も何度も数えて確認してしまう自分がいました。 昼公演の席は出入り口が近いのもあり公演中も人の動きがそこそこあって気が散ってしまうし、前の方の頭がステージに被って九九組全員がちゃんと見えない…というような感じでしたが、それでも公演中ほとんど泣いていました。
昼公演は開幕の再生賛美曲からもう泣いてしまって、ひたすら泣いていました…これだけ泣けたのは、やはりこの舞台にいるという幸福感、圧巻の照明と演出そして演奏、九九組の歌声。これだけの要素が揃って泣かずにいられますか?という話で、当日あの場にいた舞台創造科のみなさんきっと同じだったのではないかと思います。
九九組お一人お一人の挨拶、夜公演もがんばりますという言葉にこの舞台をまだ観れるの??という興奮を感じつつラスト二曲で夢の舞台を瞬く間に終え、感動の冷めぬ中ホールを後にし夜公演まで休息。
休憩中、途切れ途切れに追うTLでオタクたちはエンカを果たす中、ボクはというと反対側に離れた展示ホール棟の方にある休息スペースでぼっち・ざ・飯をしてましたコンビニの…トホホ
朝とりあえずおにぎり一個食べたきりですっごくお腹が減ってて、次の開場まで空腹をどうするかっという感じでした。近隣のグルメ事情も分からないしさっとコンビニを選んでしまったんですが、2階のセブンでは惣菜弁当類はほぼ完売状態で辛うじて1階のデイリーヤマザキで手頃な弁当を頂きました。
寂しさはあったもののぼっち属性的にはいいスペースだなと感じて、再びパシフィコに来ることがあったら休憩はココだなと思いました。
そんなこんなでいよいよ夜公演。昼公演の時は入場がやや遅くなってしまったので気持ち早めに入場。休憩中眺めていたTLでどうやらフラスタが飾られてるらしいとの情報をキャッチし、真っ先にフラスタを探しました!昼公演の時は全然気が付きませんでした…
昔から興味はあったけど中々手が出ない感じがあり、実は初めて参加したフラスタ企画。夢の舞台という機会で推しの絵描きさんも参加されるのだからせっかくだし!と出資に参加しただけでしたが、名前がそこにあるだけで何かこの日の舞台に僅かでも関われたように思えてとっても嬉しかったです。ロビー奥にて多くの舞台創造科のみなさんがフラスタを見物しておりました。とても綺麗なお花、イラストの数々…!でも参加したお花が一番我が子のように思えてかわいい!!良い思い出になりました。
運命のrevival夜公演
一通りフラスタを堪能した後いよいよホールへ。
チケットが家に届いた時点でどうやら結構前の方らしいぞ…ということは座席表を調べて把握はしていました。しかし、入場すると衝撃的な事実に正気ではいられないレベルとなってしまったのです。
ホールに入ってチケットと座席の表示をにらめっこしながら進んで行くと、あれ?まだ前?もっと前?……
どんどん景色がステージに近付いていく。チケットの表示通りの席に辿り着くと、そこは前から2列目(チケット11列)の九九組ががっつり正面に観える席だったのです!!
こんな近くで観ていいの??と混乱と興奮とでわちゃわちゃになりながら開演までそわそわが止まらない。
そしていよいよ夜公演の開演。
同じく再生賛美曲から始まったものの、昼公演のベショベショに泣いた時とは全く違う感覚になっていました…
九九組の顔が!表情が!くっきり見える!!
こんなに見えるの?!という驚きと興奮でもう脳内は滅茶苦茶でした 。
昼公演ではあんなに感動していた序盤構成なはずなのに!
混乱から落ち着くのは少し時間が掛かりました。初めて生で観る九九組、昨年イブにはサンドリオンのライブで後方から見ていた小山百代さんが直ぐそこで喋って歌っている。九九組が目の前に存在しているという圧力に慣れるというのはあまりにも難しすぎました…
しかし振り返ると次第にrevival舞台の観客へ僕を引き戻してくれたのは、東京室内管弦楽団さんの極上の演奏とマエストロの指揮や表現、国立大ホールという素晴らしい箱だったように思えます。こと音楽に関してど素人な僕でさえ昼公演とは聴こえ方がまるで違うことはすぐに分かりました。
広がる静寂からマエストロが振り上げた時の腕が空を切る音、力強く踏み込む足音…その音が聞こえた瞬間、あぁ距離が違うだけで全く別次元の舞台を観ているような錯覚を覚えるのだなと恐ろしさにも似た感情、そして即座に抱くそんな特等席に今自分がいるという感謝、感動…しかし序盤から先こののち、僕は休む間もなくひたすらに涙腺を破壊される羽目になるのでありました。
涙腺をやられる話の前にまずは爆ぜるトマトの後、「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の開幕を告げるcolor temperature。幾度となく舞台創造科を劇場版スタァライトへと誘ったこの曲を極上の生演奏で聴いた衝撃、そしてまた始まるんだ劇場版スタァライトが!という臨戦態勢になってしまう力強さ…
蝶の舞う庭。後の展開を思えば唯一とも思える気が休まった一時、穏やかな気持ち良さを感じました。
child stars。華恋とひかりが出会い、打ち解けていく"かれひか"たる様を彩り形作る一曲。特にchild starsには感嘆しました…バックで流される劇場版と照らし合わせながら聴き入ると、child starsが如何に華恋やひかりの表情、心情の変化に寄り添っているのかを感じさせられました。
何度も観て来たわたしたち。いや、僕はだいぶ少ない方なのですが、みなさんもきっと台詞が脳内再生されていたことと思います。でも台詞が無いことで楽曲が行おうとしたことが顕になった感じがしたというか、幼い華恋とひかりがスクリーンで笑っている時の音色であるとかを感じた時に思わずなるほどなぁ…と感心してしまいました。何度も聴いて来たはずなのに…笑
color temperature、蝶の舞う庭、child starsの序盤三曲は、特等席の興奮や混乱から我に引き戻してくれるような温かさでした。そして一番東京室内管弦楽団さんの表現力の高さを感じたかもしれません。
ki-ringtrainとwi(l)d-screen-baroque。ワイルドスクリーンバロックの始まり。特にwi(l)d-screen-baroqueについてはツイートしたのですが、小泉さんが登場し歌い出した瞬間、途端に印象付けられるそこに大場ななが存在するという恐怖感はとてつもなかったです。ただひたすらに語彙力を失ってる間に終わってしまった圧巻の時間でした。そう、そこに居たのは大場ななでした…事前に注目してみてと頂いてたのですが、役者がスイッチの入る瞬間の一端を間近で垣間見ることが出来て本当にすごい体験でした。
小泉萌香さんに関しては昨年12月の「やがて君になるencore」の舞台を観ていたことでなおのこと役柄での雰囲気の違いに驚き恐怖しましたね。
上のツイートで唯一恐怖したとしましたが、恐怖と感動が同居していた一曲がありましたね、そうMEDAL SUZUDAL PANIC◎○●です。
岩田陽葵さんのまひるちゃん力、これもまた圧巻でした。怒れるまひるちゃんの怖さと競演のレヴューの感動ポイントをがっちり刺激してくる岩田さんと三森すずこさんほんとにもう最高でした…舞台上でまひるとひかりのあれをやられて泣かないはずがなかったんです。だって目の前なのですから…
話の繋がり上曲順的に前後してしまいましたが、約束タワーと舞台少女心得。九人が揃っているだけでも感動が限界なのに、極上の演奏とスクリーンに流れるMADのような映像がさらに感情を昂ぶらせて泣いてしまいました。
夜公演でも言及があったか既に記憶が怪しくて申し訳ないのですが、確か昼公演でのMCで、小山百代さんから昨年のオケコンと違うことをするとしたら何が良いか九九組で話し合った中で約束タワー歌いたいよねということで、今回歌唱が決まったとの話がありました。前回オケコン2022は演奏のみだったんですよね。
わがままハイウェイ。何と言ってもこの日はあやてる、双葉と香子、ふたかお。伊藤彩沙さんと生田輝さんのお二人での歌唱がようやく実現して、我が事のように嬉しかったです。生田輝さんには、前回オケコンに行けなかった私自身の気持ちを輝さんに重ねていたところが自分の中でありまして、本当に良かったね、良かったね…と嬉しそうに楽しそうに舞台に立っている生田輝さんを見ながら自分まで嬉しかったものです。
昨年とは違い、今回のオケコンではなんと花びらに模したもの(薄い発泡スチロールで出来た花びら)が舞う演出があり、それを伊藤さんと生田さんが見上げていた瞬間がとても印象的でした。掴み取れなかったので帰りにそっと回収しました。だって絶対欲しいじゃないですか!あんなの!
ペン:力:刀。
昨年には無かった演出がこちらもありました。星見純那が口上をあげ、這い上がって来た後何度も何度も大場ななに立ち向かっていく場面。あのシーンが床上を這うスモークと黄色の照明で再現されるという演出があったのです!これもすごかった…さながら4DXのような、いやもうそこにレヴューが顕現してるって!!と大興奮していたのを思い出します。シーンに合わせて立ち位置を入れ替える瞬間があるのですが、私の目の前を小泉さんが大場ななが横切って、スモークがその気流でスーっと流れたんです!目の前で!分かりますか?この衝撃!!分からないでしょう…僕も何だったのか分からない気がします。あの光景はとても強烈で深く印象に残りました。
そしてスモークがですね、普通に顔に身体に流れて来て、これはすごい没入感を生むぞと感心しましたね…
美しき人 或いは其れは。
九人が舞台に立つ時大体相羽あいなさんが正面で麻帆さん岩田さんがよく見える感じの席だったのですが、それまでの時間ずっと目の前で見てたんです。麻帆さんとあいなさんがめちゃくちゃ仲良くイチャついてるのを…!魂のレヴューが始まって、やはりすごいのがそこには"天堂真矢と西條クロディーヌ"が現れていたんですよね、そこに。真矢クロが大好きな方読んでいたら怒らないで読んで欲しいのですが、僕にとっての劇場版スタァライトにおける魂のレヴューはもちろん大好き、しかしさらに大好きな華恋とひかりの直前に盛り上がれるレヴューという位置付けでした。ですので感動というよりはうおおっと興奮で昂るような感じがあったのですが、目の前で魂のレヴュー、美しき人 或いは其れは をやられたらもう泣かずにはいられなかったんです。天堂真矢と西條クロディーヌのレヴューが眼前で圧巻の迫力で行われていると思ったら、もうどうにもなりませんでした…
そして最後の吐息は極上でした。
この日最も待ち侘びていた、そして一番胸に刺さったのが スーパー スタァ スペクタクル。
昨年のオケコンでどなたかのレポイラストでこのスススの照明を描いてくれてたのを見かけたんですけれど、それを見てすっごく観れなかったのが残念に思いまして。で、後々行われたディレイ配信で拝見した時の衝撃…いつか生で観てみたいなという気持ちを新たにしていたんです。魂のレヴューが終わって、あぁいよいよこの目であの照明を浴びれるんだと思ったらそれだけで泣けそうでした。
本当にこの瞬間を言葉に表すのは難しいほどの感動を抱きました。
そこには愛城華恋と神楽ひかりがいる。最後のセリフを今、この時目撃している。
「私も ひかりに負けたくない」
「ポジションゼロ!」
自然と台詞が頭の中に流れて来た時、この日一番泣いて涙を我慢できなかったです。この時ほど今日この後死を迎えても後悔しないだろうと思ったことは無いくらいでした。いや、するんですが。
もう無理ってくらい泣いてる中満面の笑顔で九九組ちゃんが出て来て、休む間もなく始まった私たちはもう舞台の上。既に多くの方が言葉にしたように、男女幅広い年齢層でたくさんの舞台創造科みんなで手拍子する空間というのはとても良い余韻でした。理想的な応援上映の形というか、劇場版スタァライトと九九組と、一体になれたかの様な錯覚がありました。
時間の都合か夜公演挨拶は三森さんと小山さんのみ。Star Paradeと星のダイアローグの二曲で終わることでどこか寂しさを感じず温かく帰れた気がします…
規制退場から終わって出てみれば夜九時一歩手前という状況。
帰りは足早に駅へ向かったのでした…
あとがき
この記事を書き始めた時はオケコン後一日、二日だったのですが、だらだらしてる内にどんどん時間が経過してしまって日頃のアウトプットに慣れて無さ、文章を読むこと書くことの苦手さを痛感しました。それでも、あのオケコンでの感動を衝撃を、浴びてしまったからには何か残したいと思った。その一心で書いてなんとか形に出来たかなとは思いますが、次のnoteを書く時は早め早めにがんばりたいです。
観劇直後は一生忘れない、一生忘れたくないと思っていたものの、悲しいかなほぼ最前列で観ていた衝撃さえも日を追うごとに薄れゆく儚さが辛いものです。行けなかったオケコン2022でさえ配信、BD発売を熱望していましたが、行けた側になっても意外にそこは変わらなくて少しおかしく思いました。当日は舞台袖やステージ下から縦横無尽にカメラが撮影していたので、待っていれば配信ないしパッケージ化発売の報があるだろうと安心しています。前回オケコン2022のディレイ配信、BD映像からの印象ですが本当に演出面など突出した進化、迫力の増加を感じました。レヴュー曲に至っては度々泣いた、最高などと語彙力を失っていましたが、劇場版スタァライトが舞台上に顕現、発現しているといっても過言では無いと思える存在感でした。そんな火力を持ちながら観客の涙腺を休む間もなく殴り続ける舞台、マチソワに臨むこちらも体力の準備は必要だなという学びもありました。
舞台創造科を掴んで離さない劇場版スタァライト。
様々あった上映形態全てを網羅出来てない身で言うのはおこがましいかもしれませんが、劇場版スタァライトはオーケストラコンサートこそが最終形態、最高のカタチなのではないかと感じた一日でした。
いつか、この舞台でまた……