今ミャンマーで起きていることを日本人に知ってほしい。
先日からニュースを騒がせているミャンマーの話題。
「アウンサンスーチー?」「国軍のクーデター?」
私もきっとミャンマーの友人がいなければここまで自分が変わることはなかったと思います。なので日本人に向けて彼らの伝えたいことを自分なりの解釈も入れつつ伝えたいと思います。
この話題は,アメリカの大統領戦と同じ頃からはじまっていました。実は私はアメリカの大統領戦よりもミャンマーの総選挙の方に注目していました。
2020年11月8日:ミャンマーで総選挙
結果は・・・
アウンサンスーチーさん率いるNLDが大勝しました。
(スーチーさんそもそも何者なのwって人は民主化を訴えてるめっちゃ国民に支持されてる人って思ってください。ラインでも説明しますので気軽にラインください笑)
この選挙の大勝には大きな意味があります。
というのもミャンマーの総選挙,全議席を投票で選ぶものではありません。
まだ発展途上の国,民主化が進めている途中のため,まだ国軍の政党が権力を有利に行使できる状況になっています。
具体的にいうと,投票によって選ばれるのは全体の75%。25%は国軍系政党(USDP)にすでに振り分けられている状況。
つまり過半数をとるには,75%中の50%以上(数学弱いので再計算できませんw)を取らないと過半数にならず,民主主義の流れにとってはとても厳しい状況になってしまいます。
アメリカや日本の選挙が皆同じフィールドでタイマンを張っているのに対して,ミャンマーは国軍が有利な仕組みになっている。国軍だけ武器を与えられてるみたいな感じです(私の勝手な解釈です)
にも関わらず,前回の総選挙で初めてアウンサンスーチー率いるNLDが初めて政権与党をとりました。武器持ちの相手に素手で戦って勝ったんですよ!NLD!つまりどれだけ国民に支持されているのか・・・計り知れないです。
そのため,嬬恋で知り合ったミャンマーの友人たちの選挙に対する熱量は,あまり日本政治に熱を持てない私からするとすこし羨ましく映るほどでした。
FacebookでアイコンをNLDの色である赤色にしたり,アウンサンスーチーの画像を投稿するなどして,支持の意向を表現していました。
選挙期間中は毎日ミャンマー語,アウンサンスーチーの画像が何十枚もタイムラインに流れて来ていました。
そして11月の選挙時ではNLDが勝ったため,友人たちは大喜びしていました。私もそれをみてとても嬉しく思い,よかったね!とメッセージをしていました。
しかし先日のニューストップにミャンマーのアウンサンスーチーが国軍に拘束されたというニュース。案の定SNSは大荒れしていました。
ただでさえ国軍にとって有利な選挙に勝って,やっと民主化が進むと思っていたのに,また国軍が権力を使って支配してくる。
こんな悲しいことはないと思います。そのため今ミャンマーの友人たちは,選挙の時以上の熱量で抗議・意思の表明をそれぞれしています。
もしかしたら,彼らをみて私もその影響を受けた人間の1人かもしれません。彼らが熱を持って何かを伝えようとしているそんなところを見させられたら俺も動かなきゃ!そんな気になれました。
なのでぜひ私にとって大切な友達の主張を日本人の大切な人たちにも伝えたいと思います。そして,彼らの主張をしっかり聞いてほしい。ただニュースで「またなんかデモやってんな〜」ではなく友達の友達の国が,こんな事態になっていると知ってほしい私はそれだけです。
連日放送されている,集会で彼らが主張は
「日本政府にアウンサンスーチーの釈放を働きかけるよう求める」
というもの。
ミャンマー国内は軍事政権の影響があり動けない状況だそう。日本政府も立場を考えながらにはなると思うけど,彼らの行動を尊重するような動きができる政府であってほしいと,とても思います。
彼らの主張をしっかり受け止める政府であってほしいと思うと同時に,日本の人たちもその思いを組んでくれる人が1人でも増えてほしいと思います。
ニュースを調べると他にも色々な情報が出て来ます。なのでぜひ少しでも興味を持ったら調べてほしい。知ってほしい。わからなかったら聞いてほしい。
私は彼らと出会えて色々学ぶこと,教えてもらうことがたくさんありました。その恩を私はこんな形でしか返すことができないですが,誰かのきっかけになれたらと思います。
彼らの主張がミャンマーに届き,平和的・民主的な解決につながることを強く願っています。
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