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【2014年】ロンドン&パリ 一人旅 その④パリ編 ベルサイユ宮殿と市内観光&帰国
パリ2日目。せっかくフランスまで来たんだからベルサイユ宮殿を見てみたい。と言う事で半日(午前中)でベルサイユに行くオプションツアーに参加した。集合場所はオペラ座の近く。少し早めに着いたので周りを散策。それにしてもオペラ座は豪華絢爛で格好良い。そりゃ怪人も思わず住みつきたくなりますわな交通の便も良いし。朝早かったので人通りも少なく絵葉書みたいな写真がたくさん撮れた。
自分以外の参加者は全員新婚旅行と言うアウェイなバスに乗り込みベルサイユへ。1時間ほどで到着。開門前なのに既に沢山の観光客が宮殿前に並んでいた。二条城みたいな雰囲気かなと思っていたけど、豪邸レベル99って感じの建物だった。
二度とこんな建物は地球上に現れないだろうなと思うくらい細かくて綺麗だった。ここに住んでいたら「パンが無かったらお菓子食べたら良いじゃない」って言ってしまうのも納得。浮世離れした空間に多くの観光客が見入っていた。ちなみにベルサイユ宮殿の中で自分が一番好きだった場所は階段。天井と壁面に施された彫刻、そして広い空間。ここで生活できそう。
有名な鏡の間へ。左手の壁面には当時貴重だったガラスが惜しげもなく使われていて、右手の窓からは広い庭園を見下ろすことが出来た。昔はダンスホールとして使われていた空間だそう。この他にもマリーアントワネットが使用したらしい寝室など、とにかく部屋がたくさん。王族だけでこんな豪華な建物使ってるとか、そりゃ市民は怒って革命起こすよね。
有名なナポレオンの戴冠式の絵も飾ってあった。ルーブル美術館にも同じものがあるけど間違い探しみたいに少し違う所が数か所あるらしい。この他にも左右に絵が飾られている大きな通路があったり絵画展会場かなと思うぐらいに絵が沢山飾ってあって、建物以外にも見どころ沢山だった。
ベルサイユ宮殿を出て集合まで時間があったので軽食屋に立ち寄って朝食タイム。コーヒーとフランスパンにハムを挟んだカスクードみたいなのを頼んでみた。美味しいけどパン硬いなぁと思って食べていたらツアーガイドさんが来店。ガイドさんの注文が準備出来るまで少し話したけど「ここのパンは食べやすくて私好きです」と言っていた。どんだけ他の店は硬いパン出すんだろう・・・・。
ツアーはパリ市内に戻る途中に朝市(マルシェ)に立ち寄り。市場では花や野菜、果物が売られていて賑わっていた。小雨が降ったり少し天気が悪かったのが残念。せっかくなので自分も買い物する事にした。
そう言えば野菜とかフルーツみたいなフレッシュなものを全然食べてないなと思いベリーの詰め合わせを購入。あとモンサンミッシェルのお土産で有名なカラメリゼがオススメと言う事で買ってみた。カラメリゼは日本に帰ってからパンに塗って食べたけど美味しかった。
昼頃にツアーは解散。とりあえず街を散策する前に腹ごしらえ。ガイドブックでオペラ座近くにラーメン屋があると言う事で立ち寄ってみた。店頭ディスプレイにチキンカレーとかつ丼、焼きそばが置いているラーメン屋。ちょっと怪しいけどチャレンジ。
チャーシュー麺と餃子をオーダー。思ったほど変な味で無くてスープも美味しいし、餃子も普通だった。ただ麺がパスタっぽかったのでやっぱり本場の味を知ってると物足りない(笑)フランス人が日本に旅行に来たら、ぜひ美味しいラーメンを食べて帰って欲しいなと思った。餃子を食べる前に写真を撮るのを忘れてた(笑)
食後は気ままに市内観光。ルーブル美術館に向かったが、たまたま美術館の入場無料デーと重なって長蛇の列。1時間以上並ばないといけないと聞いて諦めた。広場を囲むように美術館が建っていた。美術館を横断する形で道路が走っているけど、当時は車の事なんて考えてなかっただろう通路をバスや大型車両が通っていてヒヤヒヤした。
川沿いを歩いていたらノートルダム寺院に到着。聞いた事がある名所だったので立ち寄ってみる事にした。寺院の前では鳩に餌をやっている人や椅子に座って待ち合わせをしている人が沢山いて憩いのスペースになっていた。中に入るための行列が出来ていたけど直ぐに入れると言う事で並んでみた。
寺院の中は少し暗くて荘厳な雰囲気。天井がとても高くて広い空間が広がっていた。ステンドグラスが沢山はめ込まれていて外から差し込む光を受けて花火みたいに頭上で色鮮やかに光っていた。椅子に腰かけると寺院特有の時間の流れが変わっていくような錯覚が味わえて、とても良い雰囲気の建物だった。
寺院を出ると建物の横に行列が出来ていた。聞いてみると屋上に登るための列だというので並んでみる事にした。1回に登れる人数が決まっていて、結構な時間待つことになったけど、屋上からパリの景色を見て待った甲斐があったなぁと感じた。寺院の角にいるガーゴイルという魔物(守り神)越しに写したエッフェル塔方面の景色は今でもお気に入り。正面だけでなくグルっと回ってパリを見渡すことが出来た。近年火災で焼失してしまったと聞いてとてもショックだった。復興を祈りたいと思う。
翌早朝に帰国のため空港に向かわないといけないので早めにホテルに戻ったけど腹が空いて寝れない。ホテル周辺をウロウロして10分位歩いた場所にあったパスタ屋でジェノベーゼをテイクアウト。店の近くにあったスーパーで追加のお土産も買って帰ろうしたら曲がる角を間違えたのか迷子に・・・・。道行く人に片言の英語で聞いても首を横に振って答えてくれない。結局1時間位彷徨った後、コンビニみたいな店のおっちゃんに現在地を教えてもらって何とかホテルに戻る事が出来た。すっかり伸び切ったパスタも良い思い出。ベリーのように酸っぱい体験とか上手い事言ってみたり。疲れた・・・・。
翌朝ホテルをチェックアウトしてオペラ座から出ているシャルルドゴール空港までのシャトルバスにライドオン。小さな町ぐらいのサイズはありそうなめっちゃ広い空港。ターミナルを間違えて昨日に引き続き迷子になりそうだったけど、さすが国際空港。片言の英語が通じて無事に帰国便が発着するゲートまで辿り着くことが出来た(苦笑)帰りの便もエミレーツでドバイ経由。A380に再び乗る事が出来てテンション↑だった。
帰国途中の飛行機の窓から中東の砂漠や夜景が見れたり、氷河がある山脈が見れたりと外を見ているだけでも楽しめるフライトだった。眼下に広がる様々な景色をみていると地球の大きさと人間のちっぽけさを感じれて、クヨクヨした気分が無くなっていく感じ。あらためて旅って良いなと思った。
初ヨーロッパ旅行は何とか無事に終了。ここから暫く国内サッカーにハマって海外旅行に行く費用はサッカーのアウェイ遠征費用に充てられる事に(笑)結婚でもしない限り遠い海外に行く事は無いだろうなと思っていたけど、数年後サッカーをきっかけに再び欧米に行く事になるとは。
その話は、また別の回に。
最後まで読んで頂きありがとうございました。