マガジンのカバー画像

訪問先の記録

23
歴史と文化にまつわる、ここ行ってきたよ。という場所を、過去の訪問も含めてまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

龍華寺と高山樗牛

静岡県静岡市清水区にある高山樗牛のお墓がある寺。 初めて訪問したのは卒業論文執筆中の2001…

negadaikon
2週間前
3

石川県西田幾多郎記念哲学館

日本を代表する哲学者、西田幾多郎の記念館が、彼の地元の石川県かほく市にある。 金沢から電…

negadaikon
1か月前
5

満蒙開拓平和記念館(長野県下伊那郡阿智村)

長野県下伊那郡阿智村にある。飯田駅からタクシーで30分ほど。2013年に開館した施設。 お盆の…

negadaikon
1か月前
2

筑波大周辺の本屋さん

同僚の先生から、1年生向けに筑波大周辺の書店を紹介したいという相談を受けた。 かつてつく…

negadaikon
5か月前
14

常昌院訪問の記

3月の終わり、静岡県藤枝市岡部町にある常昌院というお寺に伺った。 ここは兵隊寺とも言われ…

negadaikon
5か月前
13

三康図書館訪問

先日のことなのですが、港区にある三康図書館に久しぶりに足を運びました。 赤羽橋の駅を降り…

negadaikon
6か月前
4

田舎教師の墓

埼玉県羽生市の建福寺。東武伊勢崎線の羽生駅からほど近い場所に、それはある。 田山花袋の『田舎教師』に登場する主人公・林清三のモデルとなった人物、小林秀三の墓である。 私にとっては、『田舎教師』という作品は、20代の終わりころ、明治後期の青年たちが、雑誌を発行しては寄贈したり文通をして「投書家交際」を行なって、地方文壇の付き合いが活発に行われていたこと―「誌友交際」のネットワーク―に気づく重大な示唆を与えてくれた作品でもある。 舞台となった行田の図書館には、実は小林秀三の関

加茂市立図書館と坪谷善四郎

ここしばらくの間、科研費の研究のため、新潟県の加茂市立図書館に行って調査を続けています。…

negadaikon
7か月前
5

印刷博物館「明治のメディア王 小川一眞と写真製版」展

明治時代に活躍した写真師・小川一眞(おがわかずまさ)の仕事に焦点を当てた展示。 久しぶり…

negadaikon
7か月前
2

大原幽学記念館(千葉県旭市)

もう1年以上前になるが、千葉の大学に勤務していた折、江戸時代の農業指導者であり、思想家の…

negadaikon
8か月前

隠岐の島を訪れた後で

2023年の訪問の記録。 夏に妻の母方のルーツである隠岐の島町に家族で旅行した。 最初の印象…

negadaikon
8か月前
6

国立公文書館「大正時代―公文書でたどる100年前の日本―」展

令和5年特別展。清水唯一朗先生監修。 大正時代の1年1年を公文書とともに辿る展示。 土曜日…

negadaikon
1年前
2

岩国訪問記~田中稲城の故郷をたずねて

岩国に行ってきました。そのときの話です。 帝国図書館長田中稲城/歴史研究者は墓参りをする…

negadaikon
1年前
2

一宮の海にて

千葉市から東へ、九十九里の最南部に位置する一宮町はかつて「東の大磯」と呼ばれたこともあったらしい。五輪のサーフィンで注目されたからか、観光案内所とレンタサイクルが整備されていて、自転車に乗って海まで走った。 途中、平沼騏一郎の別荘跡を見つけたりとか 上原勇作の別荘跡を見つけたりした。 なお海水浴場近くは芥川龍之介が滞在していたときに使っていた旅館があるそうで、そこで芥川が後に妻となる相手にたくさんのラブレターを書いたということで、愛の碑というのが建っていた。 他にも加