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出しモノ蘇民祭振り返り 〜6時間ガチマジ本気マラソン〜

こんばんワンリキー!
あなたのハートに、きあいパンチ!
佐々木労働基準法、略してはねゆうです!

ってなわけでね、出しモノ蘇民祭お疲れ様でした。見てない人はここから見ろ。
絶対見ろ。

今年は「6時間ガチマジ本気マラソン」ということで、前回の出しモノ蘇民祭2022で終着点になった和歌山県白浜町(白浜駅)から、本州最南端の和歌山県串本町(潮岬)を目指して走ろうという通し企画をやらせていただきました。
このnoteはその走りを振り返って、反省点とか今後の課題とかを長々と書いたものです。先に言っておく、3500字あるぞ。

さて、距離が70km弱ということで、フルマラソンの42.195kmよりも余裕で長い距離を6時間で走ろうということを企てておりました。
OP、EDの尺も考えると大体走れるのは5時間半くらいとすると、1kmを4分40秒〜5分くらい(1時間に12〜13kmくらい)で平均して走ることができれば、なんとかゴールできるかなといったペースです。正直あまり速いペースではありません。ジョグとかのペースが5分〜5分30秒くらいで回すので、それより少し速いくらいのペースで継続できれば、まぁ達成できるであろう。

そう思っていたのが甘かった…。

ここでは67kmって出てるね。中継地点でちょっと道外れるとかで68kmになったりしてた。


いやーーーーーーーーーマジで山道舐めてましたね。
地図上の高低差ではさぁ!最初と最後が山場で他はそれなりの起伏だと思ってたんですよ!google earthとかで起伏見たり、ストリートビューで実際の長さどんなもんかな〜って見てみたりしてたんですけど、いざ目の前にしたら全然違ぇの!

は?アップダウンめっちゃ激しいしなんならアップまみれやん?てか道暗ない?
街灯ないから星を頼りに道路探さなあかんし、マジで目隠しされて走っているような感じの道ばっかりでした。あと野生動物めっちゃおる。山間の道走ってる時一生横の茂みガサガサいうてるし、なんなら茂みから飛び出してきてるし?
暗闇でガチで視界ゼロの中野生動物にぶつかられたらどうしよう…。と思いながら手探りで走っていました。ここでペース落ちたのもあるよねぇ。

まぁそんな起伏の激しい道によるエネルギー切れで30キロ手前くらいから急激に失速!!1kmあたり5分半〜6分まで失速!
いやーーーーーちょっとね、想定外でしたね!
最初の10〜15kmくらいめっちゃ調子良くてさぁ!いつもより楽と感じるペースで走れていたんですよ!それがなぜ!どうしてこうなったのか!

考えられるのはハンガーノックかなぁと。体内のエネルギーが枯渇して急に体が動かなくなる状態のことですね。
これは冒頭40分の時にもお話しさせてもらったんですが、私は中・高・大と10年間陸上競技の短距離をやっていたもので、短距離向きの太くて重い筋肉が身体中にくっついています。
筋肉を動かすには当たり前ですがエネルギーが必要になるので、筋肉がデカければデカいほど必要になるエネルギーは多くなるんですね。それが短距離ならまだしも、長距離となれば膨大な量のエネルギーが必要になるわけです。

長距離は名の通り長く活動する必要があるため、細くてしなやかなエネルギー変換効率のいい筋肉を持っている方が必然的に有利になります。
まぁそれがですよ、短距離から長距離に転向したものの一向に細くならない足はなんなんですかと。このクソ太くて重い足はなんなのかと。

放送の切り抜きより。なんやこのゴリゴリの足は!

放送内で膝に爆弾を抱えているという表現を使わせてもらったんですが、短距離向きの筋肉は重たいため、一歩着いた時の衝撃も大きいです。それが重なると必然的に支える関節や骨に負担がかかる、さらに、私は走りに癖があるようで、どうも接地したときに力が足の外側に逃げる癖があるみたいなんですね。となると、ハムストリングスやふくらはぎの外側に負担がかかります。腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)というんですが、ここが炎症を起こして腸脛靭帯炎、いわゆるランナー膝ってやつに慢性的になっているんです。

テーピングしたらだいぶマシにはなるんですが、それでも距離が重なれば重なるほど身体へのダメージは通常の長距離をやっている人よりも大きくなってしまうんですね。それもあってペースダウン。

まとめると、クソ重筋肉によるハンガーノックが敗因ということですね。

潮岬を目指して走っていましたが、途中歩いてしまったりして大幅にペースダウン、結果として、スタートから58km地点のローソン串本町高富店でタイムアップという結果になりました。あと10km切ってたのに…。でもかなり速く10キロ走ったとて40分はかかるので、いや、潮岬は基本アップだけなので45〜50分は絶対かかります。近いようで全然遠いです。たかが10km、されど10km。

いやーーーーーーーー悔しいっすね。
放送の最後にも言わせてもらったんですが、
「良くはない」
「頑張ったって言うと終わっちゃうから」

っていうのは本当に感じたんですよね。皆さんからの「頑張った」とか、「すごい」とかっていう言葉は非常に嬉しかったんですが、私自身は全くこの結果に満足していないわけなんですわ。
本当に自分への憤りがすごいです。途中でゆっくりのジョグでもできたであろうに歩いてしまった自分、最初のペースを維持できない自分、上り坂の練習もしていただろうにそれが上手く活かせていなかった自分、純粋に力不足の自分、自分の全てに腹が立ちます。

準備をしっかり積んでやってきたつもりだったけど、そもそもの根本のところから改善しないとしっかり積んできたとは言えないなと。

結果に結びつかないと「努力」とか、「頑張った」とは言えないなと。

この世の中には6時間で70km以上走ることができるバケモノもいるし、100kmくらい普通に走れてしまうバケモノだっているわけです。

そこで何が必要か。

やはり肉体改造だろう。

この短距離時代につけた速い筋肉、速筋を一度削ぎ落とし、長距離向けの筋肉、遅筋へ再構築する。
それを運動しながら補足していくのか、全く運動しない状態を作って、そこからまた組み立てていくのか、これにまず迷っている。

今は正直ジョグもするんですけど、ペース走とかインターバルとかで割とスピードを上げて走ってるんですね。もちろんスピードは出るのですが、速筋を使っている感が否めない。
逆にジョグなのに無駄に心拍数上がっちゃって、上手く遅筋を育てられていないなぁと感じることも多かったり。

まずここなんですよね。
1、数ヶ月間とにかくゆっくりのジョグばっかして、スピード練習を入れずにジョグを基本の基本に位置付けて遅筋を育てる方法。
2、逆に数ヶ月間全く運動せず、食事も必要最低限にして代謝を落とし、それに伴って筋肉を落とし、そこから遅筋を育てていく方法。

正直数ヶ月かかることなので、どう試すべきなのかぜーんぶ手探りでやる必要があります。でも2の方法は挫折するような気がするんだよなぁ。絶対数ヶ月走らないって考えられないもの。怪我しても走るのやめないんだからww
となるとやっぱり1の方法で数ヶ月やってみて、それでも変わらなかったら一回走るのやめてみるってのもアリなのかもしれませんね。まずは自分ができそうな方法をやって、それがダメだったら他の方法を試すって感じで。

とにかくいつもと方法を変えないとこれ以上伸びない時期まで来ているような気がします。なんかなんとなくの手探りである程度のレベルまで来てしまったからこそ、理論や体の構造が敵となる場面で壁にぶち当たっているなぁと痛感している。それをクリアしないことにはこのチャレンジは成功できないし、長い距離のレースに耐える体がいつまで経っても出来上がらないだろうね。

それが知れただけでも、まぁこのチャレンジに挑戦する価値はあったのかなと。
結果はもう目も当てられないものですが、
挑戦をしないことには自分の課題も見えないですからね。

まぁそんなわけで、6時間もお借りして一大通し企画として取り上げていただいたのにこのような結果にならざるを得なくなったのは不甲斐ない限りです。
ただ、やっぱ応援の声ってすごい力になったし、何よりそばで支えてくれる人がいたってことはすごい心の支えになりました。

応援してくださった皆様、サポートしてくれたいとうひろふみ48さん、池上鉄郎さん、そして企画を運営してくださったpdさんに多大な感謝の意を申し上げたいと思います。BIG THANKS。


ぜーーーーーーーーったい再挑戦するからヨォ!!
その再挑戦の日まで!!楽しみに待っててくれよな!!!!


以上、6時間走った男のレポでした。
3500字にまでなっちゃったよ。クソながになっちゃったけど読んでくれた人、ありがとう。

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