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親戚からの電話

今朝は母方の親戚から電話が来て、父の埋葬方法について話があった。
なぜ母方なのかというと、母が祖父母のお墓に入っていて、今回父を埋葬するにあたって母も父と一緒に埋葬できないだろうかと相談していたからだ。
なぜ母が祖父母のお墓に入っているのかというと、祖父母、特に祖母の希望が強かったからだ。
祖父母は生前から自分たちが入るためのお墓を建てていて、時々掃除をしに行ったりしていた。
たまに母も一緒に行ったりしていて、その時に「いいお墓だから、私も入れてね」というようなことを(多分冗談半分で)言っていたことがあったらしい。
祖父母は自分たちが亡くなった後に、母にこのお墓を管理してもらおうと思っていたのだと思うけど、残念ながら母が先に亡くなってしまった。
父はお墓をどうしようかと迷っていたけど、祖母がどうしても母を自分たちのお墓に入れてほしいと父に頼んだのだ。
父は、自分が死んだらどうしたらいいのか?と聞いていた。
すると祖母は、父も同じ墓に入っていいし、こっちの親戚にも話しておくし、遺言書でもなんでも必要ならちゃんと書いておくから。と必死に言っていた。
祖母がそこまで言うならと、母を祖父母のお墓に入れて、その後祖父が亡くなった時には、祖父をそのお墓に入れた。
そして今年の初めに祖母が亡くなって、私と弟でお葬式に参列した時にお墓の話になったのだけど母方の親戚は父がそのお墓に入っていいと言われていたことを知らなかったし、それどころかなぜ母がこのお墓に入っているのかも知らなかった。
祖母の希望だったし、父も入っていいと言われていると話をしたら、一応納得していたみたいだけど、帰ってから父にその話をしたら「知らなかったんなら俺は入れないよ」とちょっと怒ってしまった。
そのあと、ぽつりぽつりと「お墓を建てれば良かったかな」とか「骨をちょっと手元に残しておけば良かったかな」とか話すようになったので、きっと死んだあとに母と一緒にいたいと思っていたと思う。
今朝の電話で、母の骨を全部取り出して父と一緒に埋葬してもいいという話になったので、父の願いは叶えられそうだ。
本当は祖母の言った通り、父も母の入っているお墓に入れれば一番良かったのだろうけど、父が亡くなったと弟がその親戚に電話した時にその電話で「共同墓というのもあるみたいだよ!」と言われたらしいので、やはり父がその墓に入るのは相当抵抗があったんだろうなと思う。
とは言え、母と父を一緒に埋葬できそうなのは嬉しい。
あとは弟とゆっくり段取りを決めて進めていこうと思っていたのだが、今朝の電話で「お墓を作ってくれた石材店に行って、今後の流れとか費用のこととか話し合いに行こう」と何度も誘ってきたのにはびっくりした。
弟と相談してみると言って逃げたけど、そのあと弟に電話して「石材店に行こうって誘われたんだけど」と言ったら、「はぁ?」とやっぱりびっくりしていた。
父の死亡連絡でお墓の話をするようなせっかちな親戚なので、これからも何かありそうで怖い。



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