一般社団法人ねづくのご紹介
こんにちは。「一般社団法人ねづく」という法人の代表理事、辻彩香と申します。2024年の春、仲間3人で北海道上士幌町を拠点にした法人を設立しました。法人についてまとめてみたのでよろしければご覧ください。
設立メンバー
代表理事
辻 彩香(デザイン・イラスト/宅地建物取引士)
1992年、北海道札幌市⽣まれ。桑沢デザイン研究所スペースデザイン専攻、武蔵野美術⼤学芸術⽂化学科卒。東京郊外のまちづくり会社を経て、2020年8⽉より地域おこし協⼒隊として上⼠幌町に移住。任期終了後に「⼀般社団法⼈ねづく」を仲間と共に設⽴した。「まちのギャラリーhumi」の館⻑。
理事
中津 茜(社会福祉士)
1990年生まれ。北海道札幌市出身。社会福祉士。
北海道大学教育学部卒業後、山梨県の児童養護施設で働く。2020年には地域おこし協力隊として上士幌町に移住し、不登校生徒の支援など町の子どもたちと関わる活動を行う。協力隊卒業後は教育魅力化コーディネーターとして町の教育に携わりながら「一般社団法人ねづく」にも参画。
理事
清田 千裕(フォトグラファー)
1992年⽣まれ。桑沢デザイン研究所スペースデザイン専攻卒業後、アシスタントを経て独⽴。雑誌やweb、カタログパンフレットなど幅広いジャンルの撮影を⾏う。2024年春より東京から⼗勝へ⽣活の拠点を移す。幕別町にて空き家を改装し撮影スタジオ兼ギャラリーカフェ、EN Photostudio&ART gallery cafeをオープン。
なぜつくったのか
私が北海道上士幌町の協力隊として着任したのが2020年8月。かみしほろに新しくできたシェアオフィスのコミュニティマネージャーとして着任しました。協力隊としてのミッションは町の関係人口を増やすこと。シェアオフィスの管理・運営業務だけではなく、町内の事業者と町外の事業者をマッチングするプロジェクトや、無印良品の家と一緒につくるワーケーション施設をつくったりしていました。
▼WEBメディア「リンジン」に取材していただきました
▼協力隊在籍時に担当していたnote
目の前のことを粛々とやりつつ、いつか自分の得意なことを生かしながら独立したいという思いは常に持っていました(中学生くらいからふつふつと)。ですが、自分のスキルがまだまだ足りないし、社会的にはコロナでパンデミックだし、卒業後のヴィジョンもまだ見えなくて、時期を見計らっていました。そんな中、協力隊3年目の終わり頃に、上士幌町と連携しながら「クリエイター×まちづくり」に関する、自分がやりたいことを実現できる事業を卒業後にも続けていけそうな算段が立って、コロナも落ち着いてきたので、スキルはさておき、事業の担い手としてこのタイミングで法人化してみようかな、となりました。
協力隊を卒業したのは2023年の9月末。卒業した後はデザイン・イラストの仕事を個人事業主で行いつつ、2024年の冬くらいから上士幌町と協議しながら本格的に法人化に向けて動き出しました。
ちょうど時を同じく、上士幌町の協力隊として教育委員会に所属する中津さんも法人をつくることを検討しているところでした。中津さんは社会福祉士の資格を持っており、教育・福祉の分野だったりで行政と連携するからこそできる取り組みに強く、私と興味関心が近しかったので、会うたびにこんなことできたらいいよね、あんなことができたらいいよね、と話が盛り上がる仲でした。
そして、さらにたまたま時を同じく、専門学校時代の同級生で10年来の友人でもある、当時東京に住んでいたフォトグラファーの清田さん(以下、きよちゃん)から、「移住することにした」という話を聞きました。私が共通の知人の結婚式できよちゃんに久しぶりに会ったことをきっかけに、上士幌町での写真撮影の仕事をお願いするようになったのですが、十勝へ何度も来ることを繰り返していくうちに、この地域を気に入ってくれたとのこと。目が飛び出るほどびっくりしましたが嬉しかったです(笑)。
事業を進めるにあたって、個人事業主として活動する中で1人でできることに限界を感じていたので、自治体と連携してやろうとしている事業があるのだけど、一緒にやらない?と2人に声をかけさせてもらいました。私が考えている思いや目指すところと、2人が目指すところが共通しているのであれば、それぞれの得意分野(アート・デザイン・教育・福祉・写真・空き家利活用などなど・・)を掛け合わせられてきっとより良い取り組みになるのではと思ったからです。
法人概要
法人名:一般社団法人ねづく
設立日:2024年4月18日
所在地:〒080-1408 北海道河東郡上士幌町上士幌東3線235番地217
メール:info@neduku.or.jp
事業内容:
・芸術文化醸成に関する事業
・教育・福祉に関する事業
・空き家利活用に関する事業 など
目指す形
私たちの法人は「非営利型の一般社団法人」です。
場や機会の提供により地域の機運を醸成し、
新たな風土が 「ねづく 」 ことを目指して活動していく
という文言を定款に入れました。
三人で話して共通していたのは
「自分たちが北海道のこの場所で楽しく暮らしたい」という思い。
まちづくりとか地方創生とか日本を変えたい世界を変えたいとか、
そういった大きい壮大な夢を持っているわけではありません。
3人での活動を通して、資本家になったり、すごくたくさんの「お金」を儲けることが目的ではない。
経済合理性と向き合いながら、私たちがよい!と思えるヒト・モノ・コトを伝えていくためのきっかけや場をつくることで、それに触れた人たちの気持ちに何かしらの影響を与える。その人たちの行動が少しでも変化して、例えば、何かお店をやってみよう、身の回りの人をもっと大事にしよう、趣味をもっと深めてみようとかとか、自分で自分を楽しませるように行動する人が増えていく。
わたしたち3人だけだとできないことも、そういった人たちが地域に増えることで、それが「風土」になっていき結果的に自分たちが楽しいと思えるまちになっていくのでは?
と考えました。
なので、その理念に合ってやるべきと思ったことはやってみたいと思っています。本当は法人設立時にガチっと事業内容を決めて発表するべきか?とも思ったのですが、決めすぎずゆるやかに模索しながら進んでいくのも、わたしたちらしい気がしてます。
ねづくのメンバーは現在3名ですが、もし想いに共感していただける方がいれば、一緒に仲間になっていただいて、それぞれの得意分野を活かしつつできることを考えながら日々進んでいきたいです。
法人名について
ひらがな3文字がキャッチーで覚えやすいしかわいい!という決めから、全員で候補を考えて、隣の隣町の音更にあるヴィクトリアステーションに集まりました。(みんなの学生時代の思い出の地。ドリンクバー・サラダバー最高ですよね。)
色々な候補がある中できよちゃんが出してくれた候補の中に「ねづく」がありました。ぱっと見の直感で、よい!と私は思ったのですが、きよちゃんがなぜこの名前を候補で出したのか、きっかけを聞いてなおさらこの名前がピッタリだなと思いました。
きよちゃん「東京の蔵前に住んでいる友人に、地方に移住を検討している、という話をした時にアドバイスで言ってもらった言葉が印象に残ってて。その友人は、『蔵前では関係作りが大事でご近所付き合いがある。ここではねづくことが求められるなと実感している。地方で暮らすなら”ねづく”ことが大事なんじゃないかな?』と言ってくれたんだよね。」
3人の満場一致で、法人名は「ねづく」に決定しました。
私たちの創業の思い出の場所はヴィクトリアステーションです。
ロゴについて
全員でデザインを誰にお願いするのか、候補を出し合いました。ウェブで色々とリサーチ。その中で、札幌を拠点に、グラフィックデザイナーとして広告デザインや企業のブランディングを手がけながら、個人として、グラフィックやドローイング、ペインティング、インスタレーションなどの創作活動を展開されている、小島香織さんという方を知りました。
私が札幌の実家に帰った時に、札幌のアート・デザインに関する情報をキャッチするために必ずみていたサイト「ART AleRT(アートアラートサッポロ)」を運営されていることを知り。
https://www.instagram.com/kojikofull/
インスタグラムで拝見した作品もとても好みでした。
ロゴのイメージにもぴったりで、せひお願いしたいなとなりました。といっても誰も繋がりがなかったので、どうしようかなと一瞬躊躇しましたが、勇気を出してインスタグラムでDMを送らせていただきました。アポイントをとってオンラインでミーティングをお願いしました。
コロナによって働き方が変わって、オンラインミーティングが日常的になり、住んでいるエリアに拘らずお仕事をお願いしやすい時代になったことを享受してますね。
私たちの思いを伝えて、ご快諾いただいて。作っていただいたロゴがこちらです。
めちゃめちゃ素敵なロゴが・・・!
もしかしたらこれって「根」になるかも!?と試行錯誤していただき、こんな素敵なイメージ図も。
小島さんにお願いして本当に良かったなと思っています。ありがとうございます。引き続き、とてもとてもお世話になります。
ホームページはこちら
ねづくのホームページを公開しました。
設立時から今までがむしゃらに進んできましたが、ようやく公開できました。
とはいえ一体何をやってるの・・・?と気になる方は、現在進行中のプロジェクトについても少し載せているので、ぜひ見ていただきたいです。
随時お知らせも更新していきます!
引き続き、一般社団法人ねづくをよろしくお願いします。