プレヴェール 「夜のパリ」
『
三本のマッチ 一つ一つ擦る 夜のなか
はじめのはきみの顔をいちどきに見るため
つぎのは目をみるため
最後のはきみのくちびるを見るため
残りのくらやみは今のすべてを想い出すため
きみを抱きしめながら
』
谷川俊太郎さんの「世界へ」と言う詩人論の中で引用されていました。
とてもドラマティックですね。
たった数行の言葉なのにまるで映画の様です。
いちどきにと言う言葉がまた良いです。
小笠原豊樹訳
原文
Trois allumettes, une à une allumée