no.48：「世の中変わったな」と思った元社長秘書

すみません
元社長秘書なんて
期待させてしまいましたが
それはワタシです。

私は社長の秘書をしていました。
外資系の専門商社で、
社長はメチャクチャ厳しい人でした。
灰皿投げられたりしてましたから。

（閑話休題）

---

今日、派遣先のビッグフロアーに鎮座している
部長さんが、ちょっと困っていました。

シチュエーションは省略しますが

舌打ちしながら
しばらくガチャガチャやっているので、

「お手伝いしましょうか？」
と、私はオスカルのように手を差し伸べました。

私は
結構
男装の麗人風です
（たぶん）

部長さんは、オスカルには「大丈夫ですよ」
とニッコリ断り
他の男性を呼びつけて
がちゃがちゃやりだしました。

やれやれ・・・
私が若い頃は、
部長が歩いているだけで敬礼！だったし
ましてや私は社長の秘書だったので
朝昼晩、社長の事しか考えていなかったです！マジに。
恋人、家族、もうそんなもんはどうなっても
知らんかったです。

世の中変わったなぁ～と思います。
上司も横並びのステイタスになったのですね。

部長が困っていても
「しらっとしている」というより
「まったく興味が無い」そして
「上司の気配を感じなくても怒られたことがない」
世の中になったのですね。
または
親にも先生にも
誰に気を遣わなくても
生きてこれた人々なんでしょうね、最近の地球人は。

---

茶道の世界では
お師匠さんに
「気が利き過ぎるのも人間関係に問題が生じるので
先輩が居る時は引っ込んでいたほうが良いのよ」
と教えられた時があります。

50歳になったので、お茶の世界以外は
自分の人生経験で判断して
行動しています。
この世生活も半世紀生きている
ベテランですから。