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特別支援学級の息子、就学相談をした時の話【中編】

特別支援学級(知的クラス)の息子が、就学相談をした時のお話の続きです。
前回の話はこちら。

前回の終わりに、事前にやって良かったことの1つに「検査結果を準備する」をあげました。

検査を受けたことがある子は、結果を持って就学相談に行くと話がスムーズです。
結果を元に相談員さんと話ができるので、受けられるなら事前に発達検査を受けた方が個人的にはおすすめ。


▼発達検査を受けるタイミングはいつがいいの?

初めて息子が発達検査をしたのは、療育手帳を取得したタイミングの4歳になってすぐ。

そのときは”新版K式発達検査”という検査の種類(※後ほど補足します)で、発達指数(DQ)=58、発達年齢(DA)=2.5。
(つまり、4歳で2.5歳の発達年齢ということ)

そこから療育などの支援を受け始め、少し発語も増えたり、指の使い方も上手になったりしたので、この結果を持って就学相談をしに行くのは違うかな…と。
言語訓練の先生に相談すると、

「就学相談の時に、最新の結果を持っていけるように検査のスケジュールを立てましょう。
年長さんの1年間でもたくさん成長すると思うので、相談申込み開始後、すぐに相談へ行かなくても大丈夫ですよ。秋頃の締め切りタイミングに行ってもらった方が、相談から入学までのギャップが少なくて済むと思います。」

とアドバイスをもらって、年長の8月の終わりにようやく就学相談の申し込み連絡をしました。

▼息子の実際のスケジュール

8月の終わりに就学相談の申し込みの連絡(電話)をして、その日のうちに相談員さんが決定しました。
申し込み時の電話では、相談員決定に1〜2週間かかるかもと言われていましたが、申し込み状況によって決定にばらつきがあるのかもしれません。

その後電話で面談日を決め、面談日を言語訓練の先生に共有し、面談日に結果が間に合うように発達検査のスケジュールを組んでもらいました。
(※各療育や療育センターでも検査は受けられると思いますが、特に療育センターなどは予約を取るのが大変だと思うので、検査希望の方は事前に相談しておく方が安心だと思います)

なので実際の流れはこんな感じでした。

▼息子の就学相談スケジュール
8月末・・・就学相談連絡
10/12・・・発達検査
11/6・・・発達検査の結果説明
11/8・・・相談員さんとの面談(結果持参)
11/16・・・就学時検診
11/27・・・学校見学
11月下旬・・・意思確認

11月がものすごく忙しかった…。

▼受けたのは”新版K式発達検査”

ちなみに発達検査は、WISC(ウィスク:5歳0ヶ月から16歳11ヶ月の児童を対象としたウェクスラー式知能検査の一種)を受けるのが一般的なのかな?と思いますが、息子の場合は発語レベルが低かったので、WISCではなく新版K式発達検査を受けました。

新版K式発達検査は、子どもの心身の発達の状態を観察し、支援に役立てるための検査で、検査課題への子どもの反応から、発達の状態を多面的に評価します。

つまり、子どもは何をどこまで分かっており、何は分かりにくいのか、それにはどのような課題内容や状況が影響しているかなどを精査します。こうして得られた結果は育児相談や発達相談、就学相談、教育相談、福祉相談などの場で活用されています。

1951年に開発されて以降、改訂を重ねながら、徐々に適用年齢が拡張され、2020年12月に「新版K式発達検査2020」が刊行されました。

リタリコから引用(https://h-navi.jp/column/article/35025658

結果、息子5歳9ヶ月で検査を受け、全領域は3歳。

前回から伸びたけど…正直思ったより伸びてなくてすごく愕然とした記憶があります。
一番高いところでも4歳、模写や数字など、いわゆる発達性ゲルストマン症候群の子が苦手としているところは2歳という結果でした。

でも、これが事実。
なので、この結果を相談員さんに提出し、学校へも提出してもらいました。

▼発達検査を提出する意味は?

過小評価されて、簡単にできるような本人のためにならない教育にならないように。
過大評価されて、難しい内容ばかりをやらされて勉強することや学校が嫌いにならなように。
そのため、何ができて何が不得意なのかを、きちんと共有して分かってもらえるようにすることが大切。

って、言語の先生に教えてもらい、なるほどなるほどーっ!と強くうなづいたのでした。

今年1年生、特別支援学級(知的クラス)に通学する息子に、今日何が楽しかった?と聞くと
「べんきょう!」
と答えてくれます。

なので、直前検査、本当に受けておいて良かったなと思います。


長くなりましたが、本日はここまで。
次回は「サポートブックを作っておく」について触れてみたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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