ゴスロリ中高生だった私が、エエ年こいてギャルのコスプレをするに至るまで③

昨日一昨日の続き。

ここまでのあらすじ
勘違いデブキモオタ女子小学生だった私は中2病を患い、中学生にしてゴスロリの道を目指し、地元を飛び出して都会に進学する。
高校で出会ったのは自由すぎるギャルたち、そして、楽しい読み物小悪魔ageha…
そこで私は、一般人 VS ゴスロリ・ギャル・age嬢の決定的な違いに気付く。


その頃は、目を背けていただけだった

中高生時代の自分は、リアルタイムで世間で流行っているものになびくことがバカバカしいような考えを持っていたのかもしれない。

だから同級生の着く音楽を馬鹿にして自分はちょっと前のアーティストにハマり、同級生の服を馬鹿にしてアメ村にゴスロリを買いに行き、なんだか違うやつ気取っていたのかもしれない。わかりやすい中2病ですね。

しかし、一歩二歩と歩き去って行ったとき、同級生たちが愛でていたものも悪くなかったのかなと感じるようになった。

例えば、有線でオレンジレンジやポルノグラフィティ、まぁつまりは当時の同級生たちが聞いていた音楽が流れたとき、なんとなく好ましいような気持になる。

そして、なんだかんだめぐりめぐって、あの頃同級生たちがチャラチャラ着飾っていたような服装を目指して、コスプレするに至ったのだ。


良いものが良いと素直に認められるようになったアラサー

今思えば、私が当時の流行まっさだ中を嫌っていたのは、モサい自分がイケてるグループに入れなかったから、というのもあるかもしれない。

だって、時代が経って今それらの文化を見ても、特に嫌な気持ちにならないからである。文化そのものは嫌いじゃなくて、たぶん好きだったんだろう。

上位カーストの女子グループからオタクと馬鹿にされた私は、なにくそと思って、そいつらの文化を毛嫌いしていただけかもしれない、とふと思った。


好き勝手生きてるアラサーになって、そういうわだかまりがなくなって、堂々と良いものを良いと言えるようになった結果、あの頃やってみたかったことを堂々と遊べるようになったのかな、とふと気づいたのであった。


これがゴスロリ中高生だった私が、エエ年こいてギャルのコスプレをするに至るまでのお話。

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