星の見えない夜空

見えるはずの小太り半月が

どこかに隠れているはずと

目を凝らす

枯れかかった朝顔が

所在なさげに佇むベランダで

風呂上がりの身体を

秋風にさらして

噛み締める

そして

願う

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