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『知的複眼思考法』苅谷剛彦

YouTubeにツイッターなど、知りたい事があればスマホで検索するだけで画面の向こうの知識人たちが解説してくれる。

難しい問題でも簡単に答えを得られるし、ニッチな事を学んじゃったりして良い気分になったりする。

でもある時から、そもそもこの人たちが言っている事は正しいのかと疑問に思うようになった。

特に政治関連の話題は、ネットやテレビに騙されないように自分で考え学ぶことがとっても大切。

ちゃんと理解して、自分の意見を持ちたい。

そういう意識で情報に触れてみると、いかに自分の知識が浅いのか、自分の頭で考えることができていないのかに気がつく。

もともと単純思考だから、「分かった」と感じた瞬間に思考を放棄してしまう癖があって、いつもなんとなく理解した、なんとなく考えたで終わってしまう。

今回読んだ『知的複眼思考法』は、そんなもやもやした頭をどう使っていけば良いのかを教えてくれる本だった。

「なんでだろう?」という疑問を持つことの大切さや、疑問をそのままにせずに、きちんと問いとして立て直すことで答えを見つけようとする姿勢を作ること、他にも読書や作文で思考力を身に着ける方法なども書いてあり、実践的な内容だったのが良かった。

自分で考える力なんて、ちょっと実践してみたからといって身に付くものではないので、定期的にこの本を読み返して少しずつ思考力を鍛えていきたい。



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