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最近の記事

潜入!VIPシート! ~せんにゅうしておもったこと~

1.分不相応な「VIP」 皆さんが各地で耳にする「VIP」という単語。略さずに言うと、「Very Important People」。若者ことばで分かりやすく申し上げますと、「超大事な人」という感じでしょうか。  V・ファーレン長崎の2022年緒戦、東京ヴェルディ戦。私は縁あって、長崎のホーム、トランスコスモススタジアムのVIPシートで観戦させて頂く機会を頂きました。とはいっても、私がいきなり偉くなっただとか、株でひと山当てたなどということではありません。  行きつけのス

    • ひねくれマスコット講座 ~可愛いだけじゃあ、ないんだぜ~

      1.2月はマスコット強化月間です 突然ですが、選挙、行かれましたか?  ひょっとするとこの場合は、「投票しましたか?」とお伺いするほうが正しいかもしれません。  お察しの通り、この「選挙」とは、衆参両院のそれや、地方統一選ではありません。そうです、春の奇祭、「Jリーグマスコット総選挙」の季節がやって参りました。  マスコット総選挙とは、2013年より開催されている、マスコットたちの人気投票です。今年は過去最多55体のマスコットが、「センター」の座を目指し、しのぎを削りま

      • 不定期連載「ショートエッセイ集『世界はボールでできている』」

        0.まえがき 正月早々、なんのこっちゃ分からないタイトルで申し訳ございません。毎度おなじみ、キワタでございます。本年もなにとぞ、よろしくお願い申し上げます。  さて、書き物のネタというものは、不意に降ってくるものです。4月からOWL Magazineで連載を担当させて頂いておりますが、毎月の連載に耐えるべく、何気ない瞬間に思いついたネタは、日々ネタ帳として、メモに残しております。  気づけばたまりにたまったあまたのネタ。1万字~2万字くらいあっても足りないくらいの量を書け

        • さらば、はじめての「推し」選手

           今日は残業して、仕事を頑張ろうと思っていた。15時までは。  「ましゃロス」「ガッキーロス」などを鼻で笑っていたが、今ならその気持ちがわかる。鼻で笑ったみなさん、すみません。「ぎわロス」で仕事になりませんでした。すみません。   気がそぞろになったので、さっさと家に帰ることにした。  「よくわからないが、すみやかにこの気持ちをまとめておきたい」。  その思いからか、冬の強風のせいだろうか、自転車で帰っている時間が、今日はいつもより5分も短かった。ありがとう、冬将軍。

          ゴール裏「右派」とゴール裏「左派」 ~応援的スペクトルを考える~

          1. 人前で話してはいけない「タブー」  今年も気づけばあっという間に12月、師走です。毎週末の楽しみ、Jリーグ観戦も、シーズンオフとなりいったんお休み。寝起き一発目にスマートフォンに表示される移籍のニュースで目を覚ます、ストーブリーグの季節のはじまりです。  そんな年の瀬に突入した昨今ですが、年末といえば、やはり増えるのは「お酒の席」ではないでしょうか。流行り病の蔓延も一旦は落ち着きをみせ、今年は気の置けない小さな仲間同士で、一年を振り返ることができそうな、そんな気配です

          ゴール裏「右派」とゴール裏「左派」 ~応援的スペクトルを考える~

          【日本シリーズ直前企画】オリックス・バファローズについてちょっと語らせてくれないか

          1.こんな「秋」が来ようとは すっかり秋というか、最近はほとんど冬ですね。キワタです。  古くより「秋」という単語には、いろいろな修飾がつくものです。「実りの秋」、「食欲の秋」、「スポーツの秋」……日本はたくさんの「秋」で溢れています。   私にとっての「秋」といえば、やはり音楽を嗜むので、「芸術の秋」でしょうか。はたまた物書きの端くれを名乗っておりますので、「読書の秋」でしょうか。なんてことを書いておりましたら、今年はなんと、予想もつかない「秋」がやって参りました。

          【日本シリーズ直前企画】オリックス・バファローズについてちょっと語らせてくれないか

          「らしさ」で戦う者たちへ

          1.コンバートは人を変える2021年も佳境を迎え、そろそろ年の納め方を考える時期になりました。キワタでございます。 本日は、代表の中村さんが記事を執筆される予定だったのですが、体調不良のため、急遽私が代打で書かせて頂くことになりました。 先月の記事で「不動の一番打者になれるよう」と書いた翌月、さっそく「一番打者」から「代打」に人事異動となってしまいました。キワタでございます。 しかし、この私の記事によって、ここ2年ほど続くOWL Magazineの毎日更新は守られたので

          「らしさ」で戦う者たちへ

          ライター・ユウの出生届 ~はじめての命名作業~

          0.まえがき(連載半年記念によせて) 季節は秋へと移り変わり、気づけば10月になりました。どうもこんにちは、ユウです。 昨月に引き続き、今月も(ライター陣では)最初の記事を任せて頂きました。記事の執筆を始めて、はや半年となりますが、このように「1番」という好打順で試合に出して頂けること、大変光栄に感じております。 「1番打者」といえば、イチロー選手(元シアトル・マリナーズなど)、松井稼頭央選手(元西武ライオンズなど)、青木宣親選手(ヤクルトスワローズ)など、華がある、派手

          ライター・ユウの出生届 ~はじめての命名作業~

          愛するクラブのまとい方 ~ユニフォームコーディネート入門講座~

          1.タンスの中身がJ2クラブ 暦の上では9月になりましたが、まだまだ暑い日が続きます。皆様いかがお過ごしでしょうか。ユウです。 私が小さい頃だと、9月といえばすっかり秋のような気がしましたが、最近の酷暑というと、なんともとんでもございません。その昔、太宰治は「秋ハ夏ト同時ニヤッテ来ル。」と書いておりましたが、最近はいささか夏の主張が強すぎる気がします。未だに半袖が手放せず、衣替えなど考える余裕もない、そんな日々が続く今日この頃です。 しかしそうは言いましても、街を歩けばフ

          愛するクラブのまとい方 ~ユニフォームコーディネート入門講座~

          【Short Letter】Shortrip Letter 〜高野山・奥の院へゆく〜 ※後編

           (前編はこちら) ------------------------------------------------------------ 極楽橋からケーブルカーに乗り、高野山の中心部を目指す。 そもそも、高野山という山はない。「八葉の峰」(今来峰・宝珠峰・鉢伏山・弁天岳・姑射山・転軸山・楊柳山・摩尼山)に囲まれた、盆地状の地域を指して、「高野山」と呼ばれているそうだ。 個人的に、ケーブルカーの類は個人的にどうも苦手だ。もしケーブルが切れた時を考えると、支えがないと

          【Short Letter】Shortrip Letter 〜高野山・奥の院へゆく〜 ※後編

          8月9日に生まれて

          1.誕生日とわたし 本日、8月9日。わたくし、20何回目かの誕生日を迎えました。 さすがにだんだんと、誕生日を素直に喜べる年齢からは遠ざかりつつありますが、それでも祝い事に変わりはございません。今年も例年通り「来年の誕生日を生きて迎える」ことを目標に、ぼちぼち頑張りたいと思います。 さて、おそらく私は、今日も一日のんびりと過ごし、夜に行われるJリーグの試合に備えていることでしょう。3週間のオリンピック中断期間を経てのリーグ戦再開の初戦が、自分の誕生日。対戦相手は思い出のク

          8月9日に生まれて

          【Short Letter】Shortrip Letter 〜高野山・奥の院へゆく〜 ※前編

          ※この記事は僕、ユウの旅日記です。サッカーの話題は出てきません。 今回は和歌山県、高野山へ行って参りました。 ------------------------------------------------ 久方ぶりに、朝焼けを浴びた気がする。 朝が苦手な私にとって、太陽とは朝起きたら、常に高く登っている、そんな類のものである。 ところが、旅に出る日は訳が違う。前の晩、どれだけ遅く床に就こうとも、日の出前から目が覚めてしまう。 最寄駅からの二番列車に乗り、今日は一

          【Short Letter】Shortrip Letter 〜高野山・奥の院へゆく〜 ※前編

          日本人にはリーグ戦の血が流れている! ~日本最古のリーグ戦「大相撲」のススメ~

          1.なぜOWL Magazineで「大相撲」なのか 今私が原稿を書いているこの媒体は、「旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌 OWL Magazine」です。そしてこの原稿を読まれている皆さんも、「旅」か「サッカー」の話題を期待されて、読まれていることと思われます。  そこにいきなり、「横綱・白鵬の土俵入り」の写真を放りこんでしまい、大変すみません。どうもこんにちは、ユウです。  そうです、今回の私の記事のテーマは「大相撲」。旅もサッカーも一切関係ございません。  ここでUター

          日本人にはリーグ戦の血が流れている! ~日本最古のリーグ戦「大相撲」のススメ~

          すばらしき「オフィシャルサポートソング」の世界 ~クアイフとグランパスのすてきな関係性~

          1. それは「応援歌」にあらず ▼ アウェイで流れる謎の曲  スタジアムで流れているBGMが、やたらと気になる性分です。  私は音楽が好きということもあり、スタジアムで流れている音楽に対して特に敏感なのです。好きなバンドの曲がスタジアムで流れていると、自分の好きなものが認められたような気がして、少しだけ気分が高まります。知らない曲でも、かっこいい、疾走感のある曲が流れていると、ついつい試合のことも忘れ、スマートフォンを取り出して、曲名を調べたくなります。  2017年、

          すばらしき「オフィシャルサポートソング」の世界 ~クアイフとグランパスのすてきな関係性~

          なぜあの人は毎週サッカー観戦に行くのか? ―アウェイ遠征学概論―

          1.「サポーターの朝は早い」 ▼今日も今日とて旅をする サポーターの朝は早い。 Jリーグサポーターである私のTwitterアプリの画面は、週末の朝5時頃から、このような言葉で溢れます。そして私がその言葉を眺めているのもまた、「サポーターの朝は早い」からなのであり、私もその「狂気」の一部となって、旅の支度を始めるのです。 Jリーグでは、2月末の開幕から、12月初頭のシーズン終了までの長い期間にわたり、全国各地で試合が行われます。全日程のうち、半数の試合は各クラブの本拠地

          なぜあの人は毎週サッカー観戦に行くのか? ―アウェイ遠征学概論―

          「まぜる、ふくらむ、はしらせる」 ~Jリーグを触媒とした化学反応について~

          1.セルフ・ポートレイト この度、ご縁を頂きましてOWL magazineで執筆させて頂きます。YUと申します。普段は本業の傍ら音楽制作を行ったり、趣味でバンド活動を行ったりしております。長崎に生まれ育ったこともあり、サッカーJ2リーグのV・ファーレン長崎が好きで、休日は応援のため、頻繁に全国各地に足を運んでおります。尤も昨今の情勢により、遠征する頻度はすっかり落ち着いてしまい、DAZNでの観戦が主になっているため、新たな楽しみ方を探さないといけないと感じているところです。

          「まぜる、ふくらむ、はしらせる」 ~Jリーグを触媒とした化学反応について~