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出産当日の私
11/17(日)無事に親子揃って退院しました!
出産当日〜退院までの
6日間の入院生活の気持ちのあれこれを残しておこうと思う。
ひとまず出産当日のことを!
11/11(月) 出産前夜
前日はバッタバタでなんとか病院に着いたため、疲労感がすごくてすぐ眠れるかと思ったのに、疲れすぎなのか緊張なのか夜あまり眠れなかった。
眠れないようだったら眠剤出せるので言ってくださいねと言われてたが、
一体何時まで眠れなかったら言えばいいかと考えてるうちに深夜2時くらいになった。
寝不足の方が、手術中に寝落ちできて良いかもしれないと名案が思いつき始めた頃だった。
11/12(火) 当日の朝
6:30に点滴やりに来ますね!と
夜勤の助産師さん(宮地真緒似)に言われてたのと、
水が飲めるのがその時間までだったので
6時くらいに起きた。
前夜に目撃されてしまった眉ティントも取らなければならないw
この後もう2-3時間後には始まる…と思うと、緊張とかより何も考えられないという状態が近かった。
何か考えようとしても脳が停止してるというか、
トイレに行くとかの
次の行動くらいにしか頭が使えなくなっていた。
身支度してるとき、ちょうど夫からLINEが来てて
昨夜の娘の様子の報告だった。
「夕飯のときに寂しそうな顔をしたので
大丈夫? と声をかけたら
うぅぅぅ…と少し泣き出して
頑張って泣き止もうとするんだけど
目から大粒の涙がこぼれてきてて
理解してるからこそ我慢しようとする姿に
俺まで泣きそうになった」
というもので
想像しただけで泣けた。
4歳の娘、こんなにママと離れるのは初めて。
産まれてから2日と離れたことない。
自分自身の感情の処理は大人でも大変なものだ、36年も生きてる方がしっかりしないといけない。
とは言いつつも
実際に点滴装着したり着替えたりして、
8:20には宮地真緒似の助産師さんと歩いて手術室に向かうわけだが、
本当に冷や汗めっちゃかいて震えが止まらなくなり出した。
え、これから殺されるのかよw
手術室へ
手術室の入り口で紹介された麻酔科の先生は、ベテラン大女優みたいな風格の先生で
安心感がすごい。
ビビり散らして震えてるのを見て
「どんなことが怖いですか?」
「今からこれをやります、◯秒くらいです」
「今はどこが痛いですか?」
「もう痛くないですか?」
「緊張してるそうなので励ましてあげて!」
と周りや私への声掛けが素晴らしく具体的だった。
脊髄麻酔をするための痛み止めの注射はなんとか我慢できたが
それでも麻酔の注射が痛い時があり
何度か痛み止めを増量することとなった。
こんなに痛み止め盛ったのは初めて
結構痛かった方だと思う
とベテラン大女優の麻酔の先生に言われたw
でももう終わるまで痛いことはないと思うとそれだけで安心できた。
下半身がビリビリと痺れてきて
オペが始まると何かされてる感覚はあるが全く痛くはない。
タンパク質が焼けるような匂いがしてきた。
レーザーで腹切ってるのかな、、、
前に手術した箇所の皮膚が厚くなってるから
切り取ってからやると言われてたな、
怖くて想像するのをやめた。
でも代わりに何を考えていたらいいかわからず、無を貫いていたら
「そろそろ赤ちゃん出てきますよ」
と言われて
本当に出てきた。
聞いてた通り、女の子だった。
ドクター、助産師さん、麻酔の先生、他周りにいた方々が
「おめでとうございます!!」と言ってくれた。
きっと1日に何回もこれがあるんだろうから、大変な仕事だ。すごいことだなと思った。
その後も、
「胎盤出ました、800gです」
とか色々声の掛け合いがあり、
今まさに腹が開いてるのを認識せざるを得なかったが
幸い、産前に
司法解剖のドラマ「アンナチュラル」を見まくってたおかげで(?)
ビビりそうなあれこれも聞き慣れた様子で過ごせたw
チビ太郎とご対面
チビ太郎が取り出され、
検診の時にエコーで色々見て
手足も指もちゃんとあって内臓も問題なさそうと言われてはいたが、やはり本当に無事に元気なのかは気になるもので
「問題なく元気ですか?」と咄嗟に聞いた。
親はいつでもそれが1番心配事項なんだなと感じた。
チビ太郎は臍の緒を切って、血などを拭かれて、数秒、助産師さんが私の横に連れてきてくれた。
可愛い。とにかく存在が可愛かった。
手は動かせたので
「かわいい。よく出てきたね」と声かけて頭を撫でた。
なんかデカいな、とこのとき思ったが
とにかく健康そうな見た目で安心した。
助産師さんから
「ムチムチしてて大きい赤ちゃん」と言われてて笑えたw
「赤ちゃんはこれから色々処置があるので先に新生児室に行きますね〜」と言われ、
「ママはこれからお腹閉じますからね」と言われた。
え、まだ開いてたんだ、結構時間経つが?
縫ったりなんだりにまあまあ時間を要した印象。
チビ太郎が無事に産まれたが、何か考えてないと、腹を縫ってるという事象にフォーカスして怯えそうだったので
寂しさを一生懸命に我慢して涙をこぼしてた娘を想った。早く会いたいな。
最後の方は寝落ちを何回か繰り返して
部屋に戻ったら夫に会える、夫に生まれたてのチビ太郎を見せれるというのを楽しみに
ボーッとしていた。
産後の処置を全て終えて
レントゲンを撮られ、
何人もがかりで移動のベッドに移された。
夫と出てきたばかりのチビ太郎
今回も
心電図、脈、点滴、尿管、酸素マスクと
前回と同様の管だらけになり病室に運ばれる。
どのタイミングだったか
チビ太郎の出生体重を聞くと
3386gとのことだった。
え?でかくない?
38週で出したんだよw
予定日2日前に産まれた上の娘は3212g。
だいぶよく育ったもんだ
部屋に着くと看護師さんが
もうパパ来てくれてるみたいなので呼びますね!と言ってくれて、
夫がやってきて
チビ太郎も運ばれてきた。
夫は「よく頑張ったね」と声をかけてくれた。
なんだかめちゃくちゃ安心したのを覚えている。
チビ太郎を見て
「可愛い〜!小さい!◯◯(上の娘)に似てる!
よく出てきたな〜可愛いなあ」
と声をかけ抱っこをしていて
何年経ってもやっぱり、この人が父親してるのを見るのは感慨深いものがある。
きっとこの先もずっと感動できる自信がある。
大して過去を知ってるわけじゃないけど
結婚はしない、子供はいらない
を貫いてた自由奔放ニイちゃんだった頃は知ってる。
私だって、まさか自分が2人の子供の親になるなんて。
チビ太郎を腕枕するような感じで
私の横に置いてもらい
3人で写真を撮った。
娘が元気に保育園に行ったか聞いたら、
ときどき寂しそうにするけど基本的には元気だよとのことで
それが1番安心した。
腹切って動けなくても
やっぱ1番心配なのは子どものことで
親になったんだなあとしみじみ感じる。
面会は15分と決まっていたので
名前の話を少しして、
あっという間だった。
このまったりタイムにはまだ
この後に約半日近く
後陣痛の痛みに襲われるとは想像もしていないww
その後のことを少し
午後にゆっくりと麻酔が切れてきて
早くも子宮の収縮痛が始まった。
痛み止めの点滴は6時間あけないといけないとかで
痛み止めを入れて効果が切れてくる4-5時間後にはナースコール爆押し女となっていた←
今振り返ってもあれが1番辛かったな〜
痛みとの戦いはまだまだ続く。