見出し画像

夫婦で働く

先日、とあるお客さんに夫婦で店を営業するってすごいねと言われた。
なぜそう思うのかと話を聞いてみると家でも店でも四六時中一緒にいるし嫌にならないのかということだった。
なるほどたしかにそうかもしれない。


これは夫婦の関係性によるのだと思うけど私たちはどこにいても親友みたいな間柄なので、家でも店でも一緒にいることに全くストレスを感じない。

お互いがお互いをすごいと思っているし努力していることを知っているし、リスペクトを持って公私共に接している。
いてくれてありがたいと心底思っている。
なので上下の関係はない。
そうじゃないと夫婦で仕事はやっていけないのではないかと思う。

意見がぶつかりあって喧嘩をすることは開業してからかなり増えたのは事実。
でも感情的になって相手を潰してやろうなんて喧嘩はしないし、お互い思いやりを持って議論する。
そして持ち越さない。
双方がハッピーな気持ちでその日のうちに話を終えるようにすることを意識している。

これに関しては前職の指導にたいへん感謝している。

昔、私は怒りが湧いたら感情を爆発させるタイプの若者だったけれど、人と意見が食い違って主張し合うときは冷静に平穏に話し合いを進める…ということを前職で何回もトレーニングされてきた。
そのことに関しては上下関係なくいろんな人と入社時から退社時までずっと議論してきたことで、うまくできたこともあれば間違った経験をしたこともあった。

それを経て今がある。
まぁ単純に歳を食ったということもあるのかもしれないけど(笑)
人と人との関係性の構築方法は前職で本当にたくさん学んで、人と関わることがほんの少しずつだけど年々上手になっているのではないかなぁと感じる。
(ということもあって前職のカフェの人たちはみんな親切で思いやりのある人たちばかりです。)

その経験が今もかなり活かされている。
不快に思ったことや疑問に思ったことは冷静に…だけど強い気持ちを持って言葉に出し夫と意見を出し合う。
店の営業に支障をきたすことや働く上でストレスになることを問題提起することは大切だと思っている。
今まであらゆることについて1つひとつ丁寧にクリアしてきた。

これは逆に家族だからこそできることかなと感じる。
新しく雇った人などには直してほしいことがあっても気を遣って言えなさそうだなぁ。


あとは、どんなことでも腹を割って話すしお互いのことをかなりよくわかっているので、営業中にたぶんこれをしてほしいんだろうなということは読み取れるし、読み取れなかったら気軽に聞くことができる。
私たちはもちろん他人ではあるけど相手が嫌がるかもしれないからこれについては言わない…あれはやらない…ということは基本的にしない。
そんなことは考えもしない(笑)
なんでも素直に行動にうつす。
まぁ相手のやることに対して嫌だなと思うこと、思われることはほとんどないので。

結局はどんな関係の人と働くのが自分にとって理想なのかということなんだろうな。
私たちはお互い全く気を遣わないから2人で働くのはすごくやりやすいです。


◇◇◇◇◇

*ネクタイコーヒー
京都府京都市下京区櫛笥通丹波口下る裏方町177-5


いいなと思ったら応援しよう!