肌が荒れる
私たちは2024年の1月25日にオープンしたわけだが、京町家での厳しい寒さとの戦いは本当にすさまじかった。
私は特に手荒れが酷かった。
今まで飲食店で数年働いてきたわけやけどその時には体験したことのない荒れ具合だった。
手だけ50歳くらい老けたみたいで今まで見たことがなかった。
たぶんしもやけとあかぎれのダブルパンチだった。
これは不衛生でいけないと思って業務用のハンドクリームを買って1日に何度も塗った。
それでも治らなかった。
皮膚科に行けよって話なのだが私は自然治癒力がとても発達しているという自信があるので自力で、かつ市販薬で治してやると燃えていた。
結局冬の間は治らなかったので皮膚科に行くべきだったかもしれないけど5月になった今、なんとか治っているので結果的に時間が解決してくれた。
うん、そうそう。
昔から私は時間が経てばたいていどんなものも治る人なんだ。
私たちが見出した手荒れを手っ取り早くマシにする対処法は、ゴム手袋を買うことだった。
いちいちつけるのはめんどくさかったけどゴム手袋をつけて洗い物をしたら手荒れが格段にマシになったので、何でもっと早く買わなかったんやろう!?と後悔した。
そのゴム手袋も早急に欲しかったから100均で購入したけど1ヶ月ほどで穴が開いて使えなくなってしまった(笑)
だめやね、お金をかけて長く使えるものを買わないと。
次の冬は早々にゴム手袋を使って洗い物をしたい。
たしか夫も喉をやられていたと思う。
私は手で夫は喉だったから乾燥が酷いんだと気づいた。
ということは加湿しないといけない…どうやって加湿しようかなーと考えていたら喫茶碧が「やかんを沸かしっぱなしにしたら?」とアドバイスをくれた。
私たちはドリップコーヒーを淹れるためにお湯をやかんに入れてIHヒーターで保温しているので、これを加熱設定にしてずっと沸かしておこうということになった。
これが功を奏して私の手荒れは幾分マシになった。
やかん沸かしっぱなしを始めてからなんかいつもより手が荒れてない気がする!という日が続いたのだ。
喫茶碧ありがとう。
(そういえばこれにより夫の喉がマシになったのかどうかはわからない。笑)
ただ、沸かし続けたままお客さんが来なかったりするとやかんのお湯が蒸発していつのまにかお湯がめっちゃなくなってる!ってことはあったけど(笑)
そんなものは慣れてしまえば全く問題はなかった。
その他に悩まされたのは足元。
オールシーズン活躍するような防寒も何もない靴を履いているので足元はめちゃくちゃ冷えた。
暖房の温かい空気もバー内の足元までは行き渡らない。
客席は暖かいのだがバー内はめちゃくちゃ寒いという気温差が生まれた。
カウンターバーで隔てるだけでとても差ができるんだと知った。
あまりにも寒くてお客さんのために客席に出しているストーブをバーの中に持って入ったりもした。
そうすると少し暖かい。
でも入り口近くの席にお客さんが座ると店内奥の席よりも寒くてかわいそうやからその場合はストーブをお客さんの近くに持っていく。
するとまたバー内が寒くなる。
仕方ないことよね。
インスタでも話したが足元がしもやけになり痒くてたまらないという人生で初めての経験をした。
冷えすぎてずっと正座で座っていたかのような痺れた感覚になったこともある。
もうあんな経験をするのはごめんだ。
絶対に次の冬までに電気ヒーターを買おうと思った。
このように冬の営業は体をボロボロにしてしまって散々だった。
手が痛いせいで仕事をしたくない気持ちにもなった。
次の冬は快適な働き方スタイルを確立したい。
そう決意する。