続・外国人のお客さん
前回の記事で外国人のお客さんはみんな良い人と書いた。
まずみんな褒めることがうまい。
いや〜ほんとうまい。
入ってまず素敵な建物だねと言ってくれる。
コーヒーを注文してサーブすると食器などをうっとり眺めてかわいいねと言ってくれる。
最後、会計のときに美味しかったよと言ってくれる。
とりあえずたくさん褒めてくれる。
思うこと…しかもポジティブなことをストレートに言うなんて素敵だなぁ。
インスタかどこかで書いたかな?って話なんだが、ある日、お客さんがたくさん押し寄せてたいへん忙しい時間帯に外国人のお客さんが来店された。
テイクアウトでオーダーをもらって待ってもらっていたが、その時は本当に忙しかったのでたぶん20分くらい待たせてしまった。
ドリンクを手渡すときに「待たせちゃって本当にごめんね」と言ったら「建物も美しくて見惚れちゃったし、あなたたちがテキパキ働いてる様子を見るのも楽しかったし全く問題ないよ!」と言ってくれた。
泣くかと思った。
こんな時でも褒めるなんてすごい。
常連さんでも外国人のお客さんがいる。
店の近くに最近住み始めたのだが日本語は喋れない。
そのお客さんが初来店した時も忙しかった。
その時も提供までに20分ほどかかった気がする。そんな良くない第一印象だったはずなのに店のことをいつも気にかけてくれて利用してくれる。
あなたたちのビジネスがうまくいくと良いと思っているといつも言ってくれて、最近どう?忙しい?と聞いてくれるし、ドリンクをテイクアウトする時はタンブラーを持参して、こっちの方があなたたちも得するでしょ?と言ってくれる。
泣く。
日本人のお客さんもたくさん褒めてくれるし嬉しい言葉をかけてくれるけど、外国人のお客さんはやっぱりそれ以上に褒めてくれる。
帰り際に褒めないと気が済まないんじゃないか?と言うくらい。
素晴らしい人たち。素晴らしい文化。
そういえば文化で思い出したけどちょっと興味深い話がある。
外国人のお客さんのほとんどは使用後にトイレの扉を閉めない。
開けたまま席に帰る。
最初は「なんで閉めてくれへんの!?」と不思議に思っていたのだが、あまりにも多いのでGoogle先生に聞いてみると開けっぱなしにすることで誰も入ってないよ〜使って良いよ〜と示す文化があるらしい。
逆に閉めっぱなしは誰かが使っているということを表している。
そう言えば私がワーホリで滞在していたカナダのシェアハウスもいつもバスルーム(ユニットバス?)は扉が開きっぱなしだったなぁ!と記憶が蘇った。
お風呂の換気のため?ってずっと思ってたけどもしかしてこの文化が関係してたのかも。
それを知ってからは「なんで!?」とは思わなくなった。
配慮して行動してくれてると納得したのです。
日本人は外食時にトイレの近くの席には座りたくないとか、食事中にトイレの話はしないとかトイレって結構切り離したがりな存在だよなぁ。
これも日本の文化の一つなのかも。
興味深い。