毎日note#262 素人の遊び半分の手作りだからこそ

「憧れるけど、身近な雰囲気がある方が興味が持てる!」
「これなら真似できそう、一緒に楽しめそう!」と思っちゃう、というフレーズに思わずおたくのそれなーーー!が出かけた。

先日のマツコの知らない世界がじんわりとナルホド納得の連続だった。
SNSで人気者の女の子2人が若者文化を紹介してくれる、というもので。

TikTokでオシャレに踊っていたり、Instagramでファッションを披露していたりするかたは沢山いる。だけど、そこは芸能人ではなくて一般人だからこそインフルエンサー的な立ち居地になれるらしい。

たしかに、作り込まれたテレビとか雑誌とか見てても遠い遠い星の出来事な感じがして、気軽にマネしよう〜!とは思いにくいかも。 

YouTubeもてづくりな感じがウケてるところもあるんだろうし。

有名メーカーのゆるいツイッターなんかも、あの身近さがウケてるところもあるようだし。
(余談:私もあの手のツイッターはすきだけど、中の人はSHARPの人ではなくて、外注したSNSマーケターかおもしろ系インフルエンサーなんだろうなあ………と思ってしまってから少し目が覚めた)

そこで気になるのは、大人が完璧に金をかけて仕事でつくった芸能人のYouTubeやTikTokはユーザー層のニーズに合ってなくない?良さを潰してない?ということ。

身近さや、てづくり感がうけていたし
自分たちにも出来そう、くらいな素人感があるからこそ、テレビなどと差別化できていただろうに。

大人が構成を考えて、ちゃんとしたセットで、ちゃんとした編集が入ったらそれはもう有料配信みたいなもんで、気軽な発信ではなくなっているんだよなあ。

もちろん自分で撮影して編集して、というすご腕の芸能人やアイドルも居るんだけど。
大人に作ってもらって、結局、YouTubeの中でもSNSの中でも演者でしかないちょっとしたアイドルとかも多くって。
自分で企画して編集もやってのけた先駆者芸能人はやっぱり根強い人気で、なかなか大人の力を頼った人たちが追いつけない背中だったりするよな。

ただ画面の中で何かやりたい人、にむしろ成り下がってしまってるような気もする。
それならばいっそ、一般人が自分たちで手作りで遊びでやったものの方が新鮮味もあるし身近で面白いってのがめちゃくちゃわかる。

SNS世代の若者は、芸能人の使い古したフォーマットのコピーよりも、一般人のさりげないけど新しい謎の言葉遊びとか、キラーフレーズで踊るとかのほうが求めてんのよな。

ゼロイチなんだよな。求められてるのは。

もう企画や編集ができる大人が仕事で作る頃には、そのフレーズも古くなってるんだけど。
流行ってるらしいですよ〜って、SNSから輸入して自社タレント向けに作って提供する間に古くなって、アップされた頃にはただのスベリ芸というか、初日に飽きられている感覚。
(冒頭のマツコの知らない世界では、古くなったタグも構いなしにたくさん羅列してる男はダサい!と言われていた。)
 

スピード勝負だからこそ全部自分でやっちゃうような、演者だけでなく制作も自分でできるような能力が求められてんだろうなあ。

演者だけやって、情報分析や編集は大人にやってもらおう〜なんてアイドルでは、古くなったネタを今更って笑われてとわりなんだろうな。若者文化って厳しい。。。


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