毎日note#80 脱出成功
数年前から友人に誘われてリアル脱出ゲームに何回かチャレンジしている。
これ、めちゃくちゃ楽しくておすすめです。
3人くらいで参加してあとの7人は初めましての人と協力するのも良し、
なんとか知り合い10人を集めてみんなでワイワイやるのも良し。
時間と闘うスリルはなかなか面白いし、時間内に脱出できた時はかなり達成感がある。脱出感がすごい。
あるとき、銀行員の先輩が言っていた。
「締め作業終わって重い鉄扉を開けたあの感じは脱出ゲームで成功したときみたい」
ずっと店舗内にいるために外の空気に触れたり夕日の明るさから、より脱出感を味わえるらしい。笑
この脱出感を私はしばらくの間すっかり忘れていた。
脱出ゲームに行けていないという理由だけでなく、転職して以来ずっと慢性的な残業が続いていたからだ。
しかも、前職と違って自分の裁量で残業時間をコントロールできない。その日の電話の量もコールバック率も全く読めないからだ。
自分の力ではどうにもできないと気づいた時から、早めに職場から脱出するという感覚をすっかり失ってしまっていた。
しかし、今日は久しぶりに脱出に成功をした。久しぶりに脱出の目標を掲げることをした。
コロナ対策による短縮営業が行きつけの整骨院にも実施されるようになったのだ。できるだけ短縮された営業時間内に間に合うように行って、先生たちにも早く帰ってほしい。
なんとしてでも早く職場を出なければならない。その一心で計画は今日の朝から進めた。まずは間に合う電車を調べて朝でもできる庶務は早めに片付けた。
いつもなら少し手伝ってしまう残り作業も半ば強引に押しつけて帰った(まじでごめんね。)
帰りたい日は帰る!!!この姿勢を貫かねばジリジリストレスはたまるし、短縮営業に間に合うように脱出ができない。
なんとか脱出成功をした今はなんだか誇らしい。こんな時間に電車に乗っているのは久しぶりだからだ。
いつもはこの辺りまで文章を書く体力がやっとで途中、車内でいつも寝落ちをしている。
(なんたら対策のおかげでめちゃくちゃ座って帰れる)
脱出成功による自分のご機嫌とりはどうやら成功したようだ。
待っているのは成功のイスではなく、
整骨院の矯正ベッドだが。
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