毎日note#267 ハンコ=多すぎる名ばかり管理職の隠語
脱・ハンコ文化へ!と騒ぐ中、婚姻届の変更がほぼ1番に報道された。……………いや、脱・ハンコってそういう意味じゃないねんって日本国民のいったい何人がつっこんだんやろうか。
人生のなかで多くても2〜3回くらいしか提出しないような書類を簡略化されたとて。
まあまあ重要なことなんだから、そこにハンコが必要だということも理解できるし。
っていうか、婚姻届のハンコが面倒やわ〜ってしぬほど嫌がってる人そんな居る???
いま多くの社会人が脱・ハンコにしてくれ〜!と思っているのはさ、毎日の仕事の中のハンコ文化よ。婚姻届より重要でないものにも押しまくり。
出勤簿、仮払金や交通費の精算、領収書、見積・注文書、極めつけに決済書スタンプラリー。
これらのハンコを押さないといけないがために、完全に在宅ワークができなくて、印刷&ハンコ出社をせざるを得ないみたいな。
契約書や高額取引になる注文書へのハンコをまで無くしてくれ、とは思わない。むしろ、責任の所在は現物で確認できるようにすべきだろうし。
で、なんでハンコがそんなにサラリーマンに嫌われてるかっていうと。いちいち上司やら役員やらのハンコを集めなきゃ仕事を前に進められないから。
そして、年功序列でとりあえず名刺に管理職の飾りをつけてもらってるおじさんたちがたくさんいるから。とりあえずの飾りなだけで、決済書の中身なんて理解していない人も多いのにね。
さらに面倒なのは、そうやって面倒なおじさんのところに早く進めたい仕事の決済書をもっていくと、横槍を入れられる。とりあえず口を挟む、だけが仕事になってる人も居るしね。
そうやって無駄な時間が過ぎて、スピードが落ちて競争力も効率も働きかたも悪化。
ハンコ、というワードは目のうえのたんこぶ上司、年功序列の厄介管理職がめんどくさいという本音の隠れ蓑ワードにされているに過ぎないのでは?
必要な上司の承認にまでハンコを無くして、100%電子決済にしてくれっていうわけでもなくて。意味の無い管理職、横やりを入れることがライフワークな上司を廃止してくれってわけで。
仮にハンコがなくなって、電子決済になったとしても、結局はおじさんのところに出向いていって説明をしている気がする。
ひどい場合は、結局すべての内容を印刷して持って回ってる気がする。ハンコはもたなくて良いけど、説明して回る為にけっきょく出社をしなければならない、なんてことになりそう。
ハンコだけを無くしたって、朱肉でゆびが汚れるアレが無くなるくらいだ。
いちいち承認やお伺いを立てまくらなきゃいけない文化をなくしてほしいのだ。決済内容を理解できないような名ばかりの管理職を生み出しまくる年功序列をなくしてほしいのだ。
交通費の清算やらの庶務をデジタル&簡易化して欲しいのだ。
システム投資には金がかかる?そんなの何もしてない管理職を1人2人クビにすれば簡単に費用を捻出できるよ。
若者の時間が今日も食いつぶされていく。
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