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毎日note#158 働く女性の意味合いの違い

一口に「働く女性」といっても、めちゃくちゃ認識の差がある。
 

「仕事"だけ"で活躍する社会」なのか、
「家庭があっても仕事でも活躍できる社会」なのか。 

社内のいろんな方と話せるようになったことで少しずつその認識の溝が見えてきた。

(A)世間や、会社や、お偉いさんや、あるいは一部の男性も含んだ最も広い意味での「働く女性」
→女性ならだれでも該当

(B)やっと増えてきた?いまの時代の「働く女性(とくに女性管理職)」
→お子さんが居ない女性、が多い。
または、お子さんが居る女性:非正規雇用

(C)これから社会に出る〜第二新卒くらいが考える「働く女性」
→子育てをしながらキャリア形成もする女性(フルタイム)

女性活躍社会へ!とここ数年でスローガン的に叫ばれまくっているけれど、
仕事"だけ"で活躍する、という意味のみでは当の女性たちの希望とは異なっているのではないかと思う。

バリバリ仕事やって海外に行って自分のために使えるお金が増えて、最終的に女性役員になって………………。
もちろんこれは間違いなく女性活躍社会。

だけど、なりたいのは「女性役員」ではなくて「会社でも活躍ママ」だったりする女性も居る。少なくともここに。

子どもを産み育てながらも、自分のキャリアを築くことができる社会が私の考える女性活躍社会だ。
(言い方を変えるとママ活躍社会)

女性管理職率●%!!!なんていううたい文句ではなく、
育休復帰してからも時短で仕事と両立中の正社員●名!!!みたいなPRのほうがリアルなんだよね。

今つとめる会社には女性管理職もめずらしくなくって、たしかに実力が評価されて管理職になったんだろうとうなずける方ばかりだ。

だけど、みんな子ども無し。なかには独身の方もチラホラ。
たしかに女性活躍の職場なんだけど、人生を仕事に捧げている女武士といった雰囲気だ。

女武士が上司だと、かえって子育て中の女性社員は突発的な休みをお願いしたり、参観日などの子どもイベントに伴うフレックス利用はし辛くなるようにも感じる。

オジさん上司には子育ての大変さをわかってもらえないし、なんだか相談しにくいし、といった不満はあちらこちらから出てきているもの。

だけど、女性管理職だってべつにそのオジさんたちと経験数値としては変わらないわけで。なんならもっと気を使うわけで。

いまの中途半端な実情では、
本当に望んでいる「(仕事だけでなく家庭も大切にする)女性活躍」は、
「仕事"だけ"で活躍する女性」が活躍すればするほど息苦しくなるのかもしれない。

女性活躍社会が進めばすすむほど、
夢を諦める女性が増えるのかもしれない。

女性活躍社会っていうのは、
「仕事"だけ"で活躍する社会」なのか、
「家庭があっても仕事でも活躍できる社会」なのか。

随時みんなですり合わせが必要な気がする。


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