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【スタッフコラム】2024.5月 7周年を迎えるにあたって 根っこビジョンとわたし ~あいしん~

自由でいられる『枠組み』って?

狭すぎたら身動きとりにくく窮屈な枠組み…かと言って、

広すぎたら「どうしたらいいん?」と迷子になる枠組み…

ほんなら、安心して自由でいられる枠組みの塩梅って?!


それはどうやってつくる?強制するものでもないその枠組みを、「それいいやん」と互いに納得して、共につくるには?

根っこわーくすをやってきて、ずーーーっとある問いです。

今回のテーマにすり合わせると、、、、

自分にとっても、共にいる人にとっても“イキイキのびのびしなやかに“生きていける環境って?という問いです。

そんな試行錯誤を繰り返す中、思わず心が反応して興奮してしまった一言に出会いました。

「オムライスに入ってて、自分がおいしいと思う大きさやで」


 ある日の放課後いどこ塾で料理をしていて、ふと聞こえてきた小6の一言です。

小2:「このたまねぎ、どうやって切るん?」
小6:「オムライスに入ってて、自分がおいしいと思う大きさやで」

「このくらいのみじんぎりやで」と“答え”を渡すのではなく、『自分で考えてやってみる』という余地を残している。すごい塩梅!

しかも、過去のオムライスを食べた記憶からその子なりの答えにたどり着くヒントとして 「自分がおいしいと思う大きさ」というワードチョイス。

困りごとやったものが一変して、「自分がおいしいと思う」ってなんやろう?と、自分の感覚を探って試してみるわくわくになる。

まさに自分の中にある小さなしあわせを確かめてつかみとる一歩。

しかも、困ってて助けてほしい、と助けを求めた小2のオモイが満たされている。 (ヘルプを出しても応えてくれない、と満たされていなかったら、結局正解をくれる他の人のところへ聞きに行ってしまうし、「どうせ助けを求めても意味はない」という価値観に繋がりがち…あいしん調べ)

「オムライスのときのたまねぎはこの大きさに切る」という学びではなく、
「分からんときは、こう考えたらいいのか」という汎用性のある気づきにつながる。

《食べるものに困っている人に、魚を与えるのではなく、釣り方を教える。》
のさらに一歩先にある感覚。

「こう切る」と切り方を指示して窮屈になるわけでもなく、
「で、結局どうしたらいいねん」と迷子になるぼんやりとしたものでなく、
安心して、自分なりの答えを考え選択できる枠組みをつくる一言でした。


文化として繋げていくために

そして、そんな根っこわーくすで大切にしていきたいことを、ベテラン小6はナチュラルに新しい世代へ手渡していってくれている。一緒にそんな居場所を創っていってくれている。

あーーー、書いてみるとホンマにいろんなもんが凝縮されたすごい一言やなと改めて心動かされてます。
(これから使わせてもらお ( ..)φメモメモ)


「ボウルってどこにあるん?」
「これ食べていい?」
「のど乾いた」
「○○くんがたたいてきた」

………日常にあふれかえる何気ないやりとりの中にこそ、“しあわせをつかみとっていく”きっかけがあるんです。

でも、全部にそうやって応えるのは無理!笑

日常に追われがちな、家や学校ならなおさら無理!

あんな凝縮された一言はなかなか出ない。

…つい“答え”を伝えてしまうし、つい「自分で考えて」と突き放しすぎてしまう。やりとりをめんどくさがってしまう。

だからこそ、

子どもたちにイキイキのびのびしなやかに!生きていく環境
         =安心して自由でいられる枠組み
を、試行錯誤して創っていく居場所として、根っこわーくすは必要やと思って、ここにいます。


子どももおとなも…いや、おとなこそ!


それは、子どもにためではなく、おとなも。

根っこのスタッフだけでなく、

関わってくれるおとなが自分自身のために、

「こうありたい」という自分であるために、

「あーそれ!その感覚忘れてた…」と大切にしたいことを思い出す居場所、

不器用ながらもカタチにしてみる居場所でもあると思っています。


今、


自分はイキイキのびのび生きていますか?

目の前の子どもはイキイキのびのび過ごしていますか?

しなやかに自分の生き方を創っていっていますか?

本当にそう生きていきたいなら、一緒にあーだこーだ言いながら創っていきたい。


そう。正解なんてないから。あーだこーだを言うことから一緒にはじめましょー!

一般社団法人 根っこわーくす  相澤 心平(あいしん)


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