【まなざし】「動」と「静」2020.9.6
いどこ塾は、今日も一日あそびました!
夏のいどこ塾って、流れる、飛び込む、魚を捕まえる、ひたすら川をのぼっていく!
「動」き続けるイメージがあります。
しかし、最近は「静」の時間。
つまり、ぱっと見は、何もしていない時間がとても愛おしいんです。
今日も、終わりの会で「飛べた!」という笑顔の一言。
しかし、実はこの「動」が生まれる背景には
とても大切な「静」の時間があるのです。
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この子にとって、今までで一番高いところから飛び込むために
まずその舞台へ立ちました。
多くの子が、飛び立っているその舞台。
いざ立ってみると、下から見てた以上の高さ。
そこでしか見えない景色、そこでしか感じられない心の動き
「飛びたい」と「でも、こわい」のいったりきたりの葛藤。
ためらうその姿の横から、どんどん飛んでいく子たち。。。
かれこれ45分ほど…そこに居続けて…
ひとまずお昼ご飯を食べに戻り…
再び舞台へ立ち、30分…
そして、、、
飛びました!
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終わりの会の「飛べた!」はこの最後の瞬間だけ。
結局、川あそびの一日の、半分くらいを葛藤の時間を過ごしたようです。
長い「静」の時間。でもその時間には、いろんな考えが頭を駆け巡り、
からだがこわさで動かない感覚を味わい、
なんとも言えない心の動きを感じたでしょう。
同時に自分から沸き起こる、「飛びたい」の気持ち。
下では、入れ替わり立ち代わり見守り、応援する子どもやおとなの声。
横から、躊躇なく飛んでいく猛者たち。
何が最後の一歩を踏み出させたのかは分かりませんが、
その子を突き動かす内なる「何か」を信じ、共に在りたいです。
この"自分とともにいる"「静」の時間あってのいどこ塾と感じる一日でした。
複合的に刺激し合って、あそびが拡がっていくいどこ塾です。