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【スタッフコラム】7周年を迎えて「根っこビジョンとわたし」~はじめちゃん~2024.5
ある日、ある子とのやりとり。
子:「はじ~。何で根っこわーくす、つくろうと思ったん?」
私:「~ちゃんたちがおとなになっていく時に、自分のことが大切やなぁと思えるように・・
子どもの頃に自分の気持ちを大切にして、失敗したとしても、やってみたいことをやってほしいなぁと思ってんねん」
子:「ふ~ん。でも私、自分のことダメやなぁと思うことあんねん。」
私:「そっかぁ。~ちゃんは、自分のことダメって思うことがあるん?」
子:「うん。自分でもアカンって分かってんねんけど、人にキツく当たってしまったりして・・・あとで後悔して落ち込むねん。」
私:「落ち込むんかぁ。アカンって分かってんねんけど、キツく当たってし まって、あとで後悔するんかぁ・・・しんどいなぁ~」
子:「うん。そうやねん。しんどいねん。」
私:「そっかぁ・・・それでも・・・~ちゃんはダメじゃないし、自分のことダメって思わんでいいと思うけどなぁ」
子:「うん。そうやなぁ。ありがとう」
こんなやりとりを大切にしたいです。
~ちゃんは本当はどう在りたいんだろう?
もっと話しを聴きたくなりました。
聴いてほしい、受け止めてほしい、甘えたい・・・
すべての人に、それが叶う居場所が必要です。
そんな場があれば、子どもは自分自身の「生命のチカラ」を信じて、自らのチカラで育っていけます。
おとなである私は、その育ちを「信じて、任せて、待って、支える」存在で在りたいです。
『不都合は学びのチャンス』
今、子どもたちに足りない経験は「失敗から学ぶ」ことだと感じます。
多くのおとなは良かれと思って、子どもが失敗する前に、「手出し口出し」しています。「ああしなさい!こうしなさい!」「~やめなさい!」と、過ぎる干渉を行います。
失敗しないように先回りして「やってあげる」など、過ぎる保護をします。
その結果子どもは、「失敗から学ぶ」という貴重な経験を奪われてしまいます。また、何かが出来た時、ご褒美のような「ほめ言葉」をもらうことで、上手くできない自分はダメだと思うようになってしまいます。
やがて子どもは、出来そうなことしかしない、言われたことしかしない、何かにつけ「~してもいい?」と尋ねてくるようになります。
おとな主導の関わりは「自分で考えて行動できる子どもになってほしい」という願いに反して、子どもを無力にしています。
誰もが本来もっている「主体性」を失わせています。
スタッフ間の対話を通してひとまず作った「根っこビジョン」は、私たちの子ども観、教育観を見つめなおすキッカケになりました。今後も日々の子どもとの関わりの中で、アップデートしていきたいです。
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『多様で対等』
教育の目的は、
①人が社会の中で、よりよく生きること
②誰一人取り残さず、よりよい社会をつくること。
多様性の中で、個人のウェルビーイングと社会のウェルビーイングを両立させることです。それは、自分がこだわってきたテーマでもあります。
同級生の中に社会的にしんどい状況に置かれるかもしれない仲間がいて、日本には社会的な課題があるなぁと感じていました。
無関心でいるのではなく、何とかしたい!何とかしなければ!と思ってきました。自分(たち)のチカラで社会は変えられると実感してきました。
そんな自分が仲間と共に法人を起ち上げました。自分のフィールドで、自分のやり方で、人生の宿題に取り組んでいます。
個人が幸せになるために欠かせないのは、自己肯定感が育つことです。
それには、主体性を失わずに、「やってみたいことをやってみる」こと、たとえ上手くできなくても、自己決定してチャレンジする経験の積み重ねが必要です。
失敗しても大丈夫だと思える「ココロの安全基地」で、「自分が自分で在って大丈夫」という感覚、自分(たち)の手の届く環境は自分(たち)でつくっていけるという感覚が育つ居場所を創り続けていきます。
社会が幸せになるには、それぞれが当事者になって関わることが欠かせません。誰かに委ねてできるものではありません。多くの人が未経験のことなので、練習が必要です。
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今、自分がチャレンジしているのは、多様な人・多様な考えを受け容れ、対話を通して、全員が「OK」なものを見つけ出すことです。私たちが大切にしている価値観「多様で対等」を言い換えれば、ダイバーシティ(多様性) & インクルージョン(包括)ということです。
多様であることは、みんな違っているということ。
違うので対立が起こることは当然です。
「A かB か」の二項対立の勝負に固執せず、誰もが納得できる C を創造することの練習中。
対立がチカラになることを信じて・・・長年慣れ親しんできた感覚との葛藤に、身悶えしながらの修行です。
~62歳、はじめ。 「もうちょっと!まじめにふまじめに」 生きていきます!
記事:はじめちゃん (大島 一)
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