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10年ぶりに専業主婦となった元ワーママのはなし

10年間のワーママ生活から卒業しました。

2020年3月31日に退職しました。


それまでの私は正社員や派遣で仕事をしつつ、結婚を経て出産、退職、2年間ブランクののち2010年に再就職。そこからワーママとしてスタート。この10年で得た座右の銘は「やる気があれば何でもできる!」でしょうか。
働く母として新しいことへ挑戦する機会に多々恵まれた10年間でした。

今回の退職は、海外赴任となった夫から懇願された事によるもので、当初は仕事を続けたい私の意と反するものでした。けれど、結果としてこの1年間で得たことが当初の予想以上の出来事ばかりだったのです。


退職してすぐ取りかかったこと☟
退職日の翌日は、資料整理に費やしました。

図1

今後、再就職をするかわからないけれど、履歴書関係は実際に後でやると思い出すのに時間がかかるため、退職後すぐに着手しておくことをお勧めします。

1年間どうだったか?
・緊急事態宣言、学校休校、分散登校、みんなが試行錯誤の日々
・自分自身、また家族と向き合えたかけがえのない貴重な時間だった
・受験の母一色!


さて、コロナ禍を抜きにしても、退職した理由の一つが受験サポートであったので、今年の私のミッションは「志望校合格」のために長女を支えること。支えるって当たり前のようでうまくできていなかったと思う。
これまでの“あたりまえ”がストップしてしまっても、時間は有限。
有効に使おう。

この4月の段階ではどの学校を受験するかも決まっていないけど、入試までの1年間(実際は10ヵ月)娘と共に頑張ろうと心に誓った。

結果として、2月1日の受験校2校から合格をいただき、受験が終了するも、一言では語りつくせないほど学びが多い時間でした。時には親子で衝突し、寄り添い、共感し、一緒に学習したり、真っ向から子供と向き合えたこと、子どもの心の安心感のメモリが増えたと感じる出来事が多かった。

その中でも、4月にわたしが退職したことを知り、ずっと鍵っ子だった長女が発した言葉を紹介します。


「これからは学校から帰ってきて"ただいまー"って言ったら、
お母さんが"おかえり
"って言ってくれるんだね。」

図21


今後、仕事をするうえで心が揺さぶられた一言でした。
これは娘からのS.O.Sだと思いました。今まで寂しい思いをさせてしまったことに気付いてやれなくて。仕事仕事ばかり言っていた自分を責めました。

私一人じゃない。あなたがいて、わたしがいる。
自分自身、不安定な家庭環境で育ちました。恥ずかしながら結婚してからもずっと家族って何だろうって思っていました。でも、今はわかります。育った環境なんて関係ない。自分自身(の思考)が変われば環境も変えられるってことに。そして、家族は見えない絆とお互いを思いやる愛でつながっていることに。

この一年間を振り返ってみると、娘の受験のために家庭に専念していたことが、今までの自分自身を見つめ直すことにつながり、いつの間にか家族への愛へと変わっていったこと。

「家族ってとっても温かいものなんだよ。」と気付くことができた1年間でした。この機会と時間をくれた夫には心から感謝しています。

(おわり)
----ここまで読んでいただきありがとうございました!---



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