暴れた跡がある
昨日、久々に少しだけ遠くに外出した。遠くと言っても市内なんだけど。たくさん歩いて色々見て周って・・・あらかじめ母には外出することを伝えていたが、結局文章にして残していかなかったので忘れてしまったようだ。
いつもよりちょっとだけ遅い晩御飯を運んで母の部屋へ行くとドアに鍵がしてあった。ノックすると返答がある。ドアの向こうで「あれ?あれ?」とか言っている。部屋にいるのは母だけなので母が自身で鍵をかけたはずなのにそれを覚えていない。暫くしてからやっと鍵が開く。
少し乱れたお布団、引き抜かれて床に放り投げられたイヤホン。ベッドわきに置かれた机の上には見覚えのないお菓子とバナナ。「誰もいないから外に買いに行った」と言う。「出かけるって伝えたよね?」と言っても忘れてしまったようで、『誰もいない=お腹が空いたのに!=放って出かけたな!腹が立つ!!』という流れだろう。出かけること、文字にして残さなかったこと、晩御飯用にお弁当やご飯を用意していなかったこと。些細なことだがこんなことが重なって今日の結果に繋がった。お昼に作ったご飯もほぼ残していた。嫌がらせ行為バレバレ。お菓子の食べすぎなのか・・・どっちでもいいけれどせっかく作った食事をそんな子供じみた理由で残されるのがただ腹立たしい。
認知症介護は続く、ず~~~っとず~~~っといつまで続くのかわからないくらい続く。こんなことがあると本当にうんざりする。気が滅入る。
「・・・限界になる前に介護施設を考えた方がいいよ」主人が言った。介護認定2の現在、特養には申し込めない。グループホームっぽいところになるだろう。正直、いつも施設のことを考えている。勝手にお菓子を食べすぎてご飯が食べられず残されることも、きちんと伝えていても機嫌が悪くなって鍵をかけられることも、母の顔色や言動を見るのもうんざりだ。こっちが潰れてしまうかもしれない。
今度、ケアマネさんがきたら介護施設の入所を相談してみようか・・・これからだんだんと所得も下がっていくことも主人から伝えられた。我が家はもう母の世話を続けるには経済的にも精神的にも限界がきているのかもしれない。