見出し画像

ケアマネさんが来た

月に一度、ケアマネさんが母の介護計画表と一緒に様子を尋ねに訪問してくれる。前回はお風呂のサービスがあるデイサービスの空きがあったら…とお願いしていたのだけれど、人気のサービスなのでなかなか空きはない様子。

数日前に外出した際、母が癇癪を起こしたのか部屋の鍵をかけてしまっていたことがあった。元気だった頃の母のことがフラッシュバックする。鬼のような形相で脅しをかけてくるのだ。

認知症になって怒っていたことさえも忘れてしまう母は自身で鍵をかけたことも忘れて「あれ?あれ?」と言っていた。事前に出かけることを知らせていても忘れて怒って部屋で癇癪を起してイヤホン引っこ抜いて・・・疲れる。喉の奥が詰まる感覚や耳鳴りが起こり始める。自宅介護の疲れで体がSOSを出している気がする。

これからだんだんと体力も落ちてくる自分。認知症が進む母。動ける内に認知症に対応した施設を探した方がいい、そう分かっているのになかなか動き出せなかった。でも、そんなこと言っている場合ではないのかもしれないと考え直してケアマネさんにその旨を相談した。

とりあえず母を受け入れてもらえそうな施設を探してもらうことにする。正直気が重い。もう少し、もう少し、と何度も考え直していたので、本当に今がその時なのかもわからない。

客観的に考えれば動ける内に行動しないと共倒れになるとわかっている。分かっているけれど心に鉛がぶら下がっているように重い。

これからどんな風に進むか、今日相談したばかりでまだまだ先は見えないけれど。一歩踏み出さなければ何も変わらないと思う。できるうちにできることを。自分で自分の背中を押さなければ。

・・・でも、本当にこれでいいのかな?私はもう少し頑張れるんじゃないのかな?そんな考えが頭に浮かんで気持ちがぐらぐら揺れる。正直、何が正解で何が不正解なのかわからない。辛くて揺れる。

いいなと思ったら応援しよう!