新卒が企画!社内アワードの裏側
はじめまして。NECのデザイナーの2年目です!
今回は、私たちが入社1年目の最後に企画した社内アワード「NEC Design Award」の表彰式の裏側についてご紹介します。
楽しく気軽にお読みいただけると嬉しいです🍵
NEC Design Awardとは
まずはじめに「NEC Design Award」とは、毎年度末に開催される部内の優れたクリエイティブの成果をみなで共有するイベントで、 デザイナーのモチベーション向上や、部内で目指す方向性を意識づける重要な場となっています。今回私たちは、表彰式のコンセプトメイクから、キービジュアル(KV)、投影資料、司会、後は細々したスケジュールまで、一貫して携わりました。
Awardのあり方から考える
世間一般の表彰式のイメージは、司会は男性がかっちりしたスーツ、女性はドレス姿で、厳粛でありながらも煌びやかな雰囲気というのが固定化されているように感じます。 また、受賞した人にだけスポットライトがあたり、それ以外の人が傍観者になってしまっている現状をどうにか打破したい!という思いがメンバー全員で合致しました。
そのために、 表彰者だけが嬉しいものではなく、参加者全員がなにか持って帰れるようなイベントにしよう。 という企画自体のあり方を決めました。
そしてこれを参加者に実感してもらえるように、以下2つのアプローチを横断して進めていきました。
1.ひと味違うイベントへ(ビジュアルとして)
前年度までの伝統的で堅い雰囲気から刷新したい
なにより自分たちが楽しんでデザインする!それが参加者にも伝わるものにする
2.あり方まで考える(体験として)
表彰で綺麗なアウトプットだけではなく、 デザイナーらしい泥臭い検討(ラフスケッチやmiro等)を見せることで頑張りの振り返りもできるようにする
プロセスと愛される式にするための施策
全体の簡単なプロセスは以下の通りです。
スケジューリング
コンセプトメイク
KV/台本/スライド資料/パネル等作成
リハーサル
最初に渡された資料にはかなりざっくりしたスケジュールしかなく、それをベースに自分たちで何をしなくてはいけないのかを先回りして進めていきました。
ここでは、プロセスの中で特にこだわったポイントをいくつかご紹介します。
お祝い感と振り返り感をビジュアルライズする
KV作成に当たり、前年はデザインに重厚感や高級感を持たせた配色でしたが、今年はコンセプトを一新し、ワクワク感や楽しさを出すためにカラフルにまとめています。 特に赤を敷いたときにAwardのお祝いらしさを感じられたので、メインカラーとして採用しました。
モチーフとしては、デザイナーにとって馴染み深いAdobe Illustratorの作業風景を可愛くグラフィックにアレンジしました。 これにより、視覚的に興味を引きつけ、楽しい雰囲気を伝えることができるようになりました。
さらに、オープニング部分では、図形が伸び縮みするアニメーションを取り入れることで、より遊び心のある演出を実現しました。
式が盛り上がるようにタレントの研究まで…!?
当日の司会・進行は、司会を務めている芸人やタレントの盛り上げ方、抑揚の付け方などを参考にしました! 当日は、基本は新人らしく元気いっぱい!(笑)な様子で進めていましたが、受賞発表では引き締めるために声のトーンを落とすなど、式全体の構成に合わせて、盛り上がりのバランスを意識できたと感じています。
ドレスコードもカジュアルに👗
ドレスコードは、今回の方向性に合わせて無地Tシャツをベースにカジュアルでラフなスタイルを意識しました。
また、KVのメインカラー2色を当日の衣装にも取り入れたいよね~!となり、赤はすぐ見つかったのですが、このミントブルーとドンピシャの色物がなくて探し回りました…。 なんとかバンダナと靴下を見つけて、当日に着ていきました!
式は無事大成功!!
まずは何よりも無事に終えられたことで一安心でした。これに尽きますね…。 また、お手伝いいただいた関係者の方も本当にありがとうございました!!
式が終わった後に、部内長から司会を褒めていただけたり、参加した方から、「楽しかったよ!」と、 厳格な式では中々引き出せないポジティブな感想を多く聞けて、我々としては一番嬉しい結果となりました!!👏👏
さいごに
振り返ってみると、普段は先輩が担当するスケジュール管理を、初めて一年目チームで立ち回りつつ、自分たちの作業も多くあり、目まぐるしい準備期間でした。 ちょっとしたハプニングもあり、一時はどうなることかと思いましたが、今回は参加者全員がなにか持って帰れるようなイベントにするべく、固定化されていたAwardの認識を変えていく「基礎」を作り上げることができたと思っています。
また、司会の難しさを通して、資料やスライドを作って終わりではなく、 その先にある「誰がその資料をどう伝えるのか、を考えるところまでデザインすること」を忘れずに今後の業務にも活かしていきたいです。
さいごまでお読みいただきありがとうございました!
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