見出し画像

〇〇着てるおじさんおばさんダサい論争

はろーこんにちは。
takiです。

まず一言。
こんなくだらないことを記事にしてごめんなさい。

今回は最近SNSをザワつかせている〇〇着てるおじさんおばさんダサい論争についてただの若輩者があーだこーだ述べていきます。


1.とりあえず俺の意見

くだらねぇ。

以上です。
いやもう本当にくだらない。
同調圧力の典型的な例。
どんだけタブロイド思考を推進させたいんだ。
個性が無いとあーだこーだって言う割には他人には個性を出すなってどれだけ矛盾したことでどれだけくだらないことを言ってるのか…と、思ってしまいます。

※「タブロイド思考」とは複雑な物事を表面的な部分で単純化・類型化することです。

と、ここで私の最初に思った意見はおしまい。

確かにくだらない。
くだらないんですが…。

そう、思っていたんですが…。

冷静になってみましょう。

…。

私は愚かでした。

そして、この論争に参加している人もこの記事を見ている人も全員愚かです。

この論争。

罠です。


2.そもそもどうしてこうなったのか

12月、作家の妹尾ユウカ氏の発言が物議を醸したのが発端です。
「40代以上のおじさんがパーカーを着て仕事をするのはみっともない」という論調で、これに対して実業家のホリエモンこと堀江貴文氏やひろゆきこと西村博之氏が反応し、ネット上では大激論が交わされています。

いわゆる「パーカーおじさん問題」です。

「いい年した大人はそれなりにパリッとした格好でいてほしい」と1人ぐらい若い女性が考えるのも自然ですし、それに対して「どんな格好をしていようが、仕事にも生活にも支障はない」と反論されるのも当たり前。

なんて実りのない発言をしているのだと感じました。

…が、実はこの妹尾氏のライブ配信には賛同する声であふれています。
賛成票を投じているのは、コメント欄を観察する限りでは20代から30代程度の女性と考えられます。
わざわざ彼女のライブ配信を見に来る層なのだから賛同は当たり前かもしれませんが、今回の騒動によって、彼女はこれまでリーチできなかった層へアプローチすることに成功したと考えられます。
Google検索の検索ボリューム数を相対評価で確認できるGoogle Trendsを利用した調査によれば、「妹尾ユウカ」の検索ボリュームは、2024年11月下旬と2024年12月上旬とで約100倍にまで膨れ上がっています。

そもそも、別におじさんがパーカーを着てはいけないなどとは一言も言っていなくて、要するに「若ぶって若い感性わかります風なことを言ってくる偉そうで使えない大人が仕事の現場に多い」のが腹立つ、そして「そういうやつはよく打ち合わせにパーカーとか着てくる」というのが発言の主旨であったと思います。

ただ、もう炎上展開の典型的な例で、おそらく多くの方はおそらくこの発言を実際には聞いていなくて、ネットニュースの切り取り見出しにだけ過剰反応しているのが現状です。

ここでまず、燃料作成という意味での見出しの付け方、切り取り方は見事です。

「おじさんはパーカー着るな」

ただの仕事現場のいけすかないやつあるある話が、これによってこれ以上ないほどの扇動材料に。
抜群の見出しです。

これによって、痛いところをつかれたおじさんたちが顔を真っ赤にして反論を繰り広げる。

それに対抗するように当然賛成意見も出てくる。
そうして知名度を上げて味方というかライブ配信で銭を投げる顧客を増やす。

この流れに便乗して革ジャンだやれウォレットチェーンやらドクターマーチン、スキニーetc…着てるおじさんおばさんダサい問題が起きる。
で、認知度を増やして承認欲求や金を得る。
そうしてまた繰り返される。

もうお分かりいただけたと思います。

狙いは、「おじさん」を叩き、「おじさん」に叩かれながら、本当にリーチしたかったターゲットを獲得すること。
もともとコラム内容は、明らかに中年男性層を狙って書かれたものではありません。
パーカーおじさんを含む中年男性層は、最初から彼女の顧客となりえないし、おそらく彼女はここへのリーチを狙っていません。
いてもいなくてもいいのでしょう。

であれば嫌われようが何をしようが問題はないはず。
むしろ、今回の騒動を通じて、若年女性層への認知が爆発的に増えたでしょうからプラスでしか無い。

もし、この考察が当たっていて、狙って起こしたものだとすれば、ネットワークの世界に多くの人が勝手に振り回された。ということになります。
そう、全て見出しのミスリードの部分から誘導されて、知らず知らずのうちにみんな「炎上に加担するモブ」の登場人物の役回りにさせられている訳です。

日本人というか女性というかどっちで括るべきか、あるいは両方なのかは分かりませんが、同調圧力の強い人種です。
それを狙って〇〇着てるおじさんorおばさんダサいよねーという意見を利用してどうでも良い外野のおじさんおばさんに叩かれようが、同調意見を集めて認知度、承認欲求を得る。
〇〇の部分はなんでも良い。

といった流れが巻き起こってるという訳です。

だから私も結果的にネットワークの世界のどうでも良い論争に巻き込まれた側の人間です。
なのでもう一度述べます。
こんなくだらないことを記事にしてごめんなさい。


3.最後に

ファッションが絡んでいたので取り上げてみよう。
という軽い気持ちで書いてみて色々調べてみたら最終的にはネットワークやSNSに支配された令和文化史の話だったというオチです。

「炎上に加担するモブ」

凄いですね。
みーんな道化師役になっちゃうんですから。

まぁ、要するにネットの意見に振り回されないように気をつけましょうね。時間の無駄だし自分を見失うだけですよーん。って話でした。

以上です。
バイバイ。

いいなと思ったら応援しよう!