ハッタリな自信は舞台経験で身についた。AI時代にピアノを習い続ける価値。
トップ写真は、小学1年生で初めてピアノ発表会を経験した時の記念撮影だったと思います。
たった1人で
人前に歩いて出て行って、お辞儀をして、一定時間ピアノを弾くという経験。
今までの人生では、本番が怖くて仕方がなかった時もあります。
練習をしたという事実は、私を確かに強くしてくれました。
でも、もう一つ絶対的に必要だったのが
「根拠のないハッタリな自信」。
どんなに自信がなかったとしても、ステージやお客さんの前に出ていくときは胸を張って出て行かねばならない。
自分のなりたいピアニストの姿になりきって笑顔で舞台に、人前に、出るということ。
「自信のあるように振る舞うことで自信が湧いてくる」
という循環。
この循環を身をもって知れたことは、人生のどんなシーンでも役立っているなと感じます。
例えば、受験の本番、仕事でのプレゼン、自身の結婚式、人前で話す時、大勢の人に注目される時など。
「自分はできる」
というハッタリで根拠のない自信こそ、生きていくのに実はめちゃくちゃ大事なのかもしれない。
それをピアノを通してなんとなく体得できていた自分はラッキーだったと思うのです。
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ピアノを習うって、習い続けるって、習い続けさせてもらえるって、やっぱり価値のあることです。
音楽を通して学ぶことは多く、人生が豊かになる。
習い続けるために幼少期からお金をかけてもらい、練習が嫌で辞めたいと何度も言った私を励まし続けてくれた両親には本当に感謝しかありません。
一生懸命に音楽をしてきたことは人生の財産。
今までの経験は、音楽以外のことでも自分の糧になっています。
今度は私がその経験を子どもたちに伝えていく番です。
私は音大ではなく教育学部に進学したけれど、AIが発達してきた今、音大こそ唯一無二の存在になれる自分を磨き育てていける場所の1つになるのではないでしょうか。
音大を卒業されて、教室運営や演奏業、今だとオンラインを通して、音楽で食べていけるビジネスをされている方々がたくさんいらっしゃる。
もし音楽が好きになって続けていきたいと思った時に、自信を持って音楽という道を選べる子どもたちが増えると嬉しいなって思います。
誰もが自由に職業を選択しやすい方向にどんどん向かっている今の時代、とても良いと思います。
私も教室を通して、音楽という仕事を選んだ自分の背中をしっかりと見せていきたい!
頑張ります!