Neat Pad ペアリングとmDNS
Neat Pad のペアリング動作
Neat デバイスは、mDNS (マルチキャスト DNS) プロトコルに依存して互いを検出します。ネットワークに参加するとすぐに、Neat Bar または Neat Bar-Pro はネットワークに mDNS サービスとして登録されます。_neat._tcpの mDNS サービス文字列を使用します。ドメイン.localを使用します。Neat Pad は、サービス文字列_neat._tcp で登録されている同じサブネット上のデバイスを探します。Neat Bar (または Bar Pro) を見つけて、それとペアリングします。
ほとんどのサブネットでは、mDNS プロトコル (マルチキャスト パケットを使用する) が許可されるため、Neat Pad は Neat Bar/Bar Pro を見つけるのに何の問題もありません (それらが同じサブネット上にある場合)。ただし、一部のサブネットでは、特にワイヤレス コントローラーを使用している場合、mDNS が無効になっている場合や、一部の mDNS サービスのみが許可されている場合があります。このような場合、ネットワーク チームにサブネットの mDNS を有効にするか、mDNS サービス文字列を許可リストに追加するよう依頼する必要があります。
注: Aruba などの一部のネットワーク デバイスでは、mDNS の許可リストにサービス文字列のみを追加する必要があります (例: _neat._tcp )。ただし、Cisco WLC ではサービス文字列とドメインの両方が必要です (例: _neat._tcp.local )許可リストに追加されます。このような場合は、ネットワーク チームや製造元のドキュメントを参照してください。
https://note.com/neat_iwagishi/n/n99a8f960cba3
Cisco Mobility Express 8.10 の例
Cisco ISR 1111-4PWでのMobility Express 8.10 での設定例です。
デフォルトでmDNSが「無効」と表示されています。
この状態で Neat Pad から Neat Bar または Neat Bar Pro を初期設定からセットアップした場合、同一SSID に接続されるため、同一WLAN、同一セグメントでのセットアップとなり、mDNSによる通信は可能です。
VLAN が違う場合や有線と無線との組み合わせではなく、同一サブネットをNeat Bar/Neat Pad が利用する場合、Wireless Controller 環境においても明示的に設定していなければ、特別な設定は不要となります。
なお、mDNS のスヌーピングを有効化することでmDNSのアクティビティをモニターすることができます。
Mobility Express の場合、エキスパートビューに変更[サービス]-[mDNS]メニュー
参考リンク
シナリオ1 「同じ無線 LAN(WLAN)と同じ VLAN 上の Chromecast とワイヤレス クライアント」がNeat Pad でのペアリングシナリオに相当します。