【ザンビアとVR研修】コロナ禍での事業対応|建設コンサルタント事業紹介(海外部門)
ザンビア共和国の橋梁維持管理技術向上を目指し、2019年から4カ年を通し技術移転を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響から渡航が不可能となり、ザンビア共和国の技術者と当社技術者が肩を並べた現場研修が出来なくなってしまいました。
橋梁の点検研修は、部材にどのような損傷が発生しているのか、橋の健全度はどの程度なのかを評価し、その後の修繕対策を決定していく重要な研修です。
維持管理技術者としての経験と知識が多く必要であることから、VR(バーチャルリアリティ)空間での研修が遠隔地においての技術移転に有効であると考え、現在、当社は実用化に向けJICAと検討をすすめています。
※ザンビア共和国について
ザンビア共和国
面積 752.61㎢(日本の約 2 倍)
人口 1,735 万人(2018 年:世銀)
首都ルサカ海抜 1,272m
ザンビアは銅やコバルトなどの鉱物資源に恵まれていますが、鉱業に依存した経済からの脱却を目指し、経済の多様化を掲げた開発政策を長年採ってきました。しかし、産業発展に欠かせない交通網や電力など、経済インフラは脆弱で、教育や医療、給水衛生施設などの社会インフラも未発達であることから、依然として貧困率は地方農村部を中心に高い水準にあります。