【動画省察文】【アニメぼやき】『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する〜レベルアップは人生を変えた〜』前半【VOICEPEAK】

どうもみなさん、こんにちは。ねもですよお。
人生はままならない。それをひととき忘れてくれるもの、
そう異世界アニメですね。
ってことで、
異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する。レベルアップは人生を変えた。
うーん、タイトルが長い。
読書感想文を書くなら、これか
自分以外の全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、アメリカの浜辺、オルーノクという大河の河口近くの無人島で28年もたった一人で暮らし、最後には奇跡的に海賊船に助けられた、ヨーク出身の船乗りロビンソン・クルーソーの生涯と、不思議で驚きに満ちた冒険についての記述
のどちらにするか迷いますね。

ある程度音声加工をいじっては見ても、以前のメカキャラっぽい感じにはならない。やりすぎると聞きづらい。

VOICEPEAKの調整は、悲しみ成分多めで意図したダウナーな感じにはなったと思う。

でね、#ろびくる、ではなく、#いせれべの話なんですが、
まずは見る前の偏見。
そりゃあ気持ちはわかるけど、身も蓋もない。
こういうのって、異世界だから許されていたんじゃないのか。
お気楽に現実を忘れて、夢の世界で楽しくやるってのも、
ここは夢の国で心の週末を過ごしてるだけなんだから、いいじゃないのって、言い訳がかろうじて成立していたけども。
この作品は、どうやら現実世界でいきいきする願望を叶えるものらしいぞ、と。
うあーん
総合病院のむかいにある葬儀屋みたいに、わかるけども、もうちょっと距離を置いたほうがいいのではっておもってしまう。
夢の中っていう斜め味もできないぶん、現実世界でつねに白昼夢見てる感じになったりしないだろうか。

読んだ本『マインドセット』『フロー喜びの現象学』『シーシュポスの神話』の話が絡められそうだと思って久々にYoutubeLIVEなんかをやった。

ある種の決定論的人生論の話はしたけど、流石にカミュの言葉を借りて、精神的自殺というのは言いすぎかとカットした。

でねー、実際に見てみてー。
偏見通りの面も多かったけど、展開のバカっぽさが楽しかった面もある。
まず導入部は結構ちゃんとしていた。
ステータスアップするとイケメンになっちゃったーって、展開があるんですけども、
お話のはじまりは、主人公ユウヤさんが太ったままの姿で、ヒロインと出会うシーンで始まります。
都会に付属されているチンピラに絡まれているカオリさん。
それを止めにはいるユウヤさん。いっさいチートの能力もなく、ケンカが強いわけでもない。ただただ勇気のみで人助け。
ちゃんと好感のもてる主人公みたいな振る舞いが出来ていると思います。
で、ぼっこぼこにされちゃうけど、誰かが通報してたっぽくて、結果としてカオリさんを助ける事ができた。よかったね。
これがね。イケメン、メタモルフォーゼしたあとに出会ってたら、好きになったりとかなんだのってのが、顔がいいから、におもえてしまう。
そこはちゃんと回避できていたかなとは思います

いまいちどの程度あらすじを話すか中途半端になっていて分かりづらいくだり。
この当たりの展開は、作者がちゃんと客観視できていて違和感に対するコモンセンスもしっかり働いている感じがでていると思った。

ただ、その後の展開は、手に余っている感じがする。
で、なんか、
相続したおじいちゃんの家に、異世界と行き来できる扉があってー、ユウヤさんのステータスを確認すると最低値。
ステータスうう。うおえあ
もうねえ、
ロトの勇者にはステータスなんてないとか、光の戦士はレベルアップなんてしないとか、作品内世界観とゲームプレイヤーが便宜上見てるものの区別も出来ないかあああ、
なーんてくどくどとしたツッコミは平成でないと認可されないので、スルーしとしましょう。
で、
ユウヤさんは雑魚だけど、家の中にあったつよつよ武器であっさり強敵を倒して、テテテてってってってー。
すると、不思議なことがおこった。
現実世界に戻って、寝てたら、イケメンになってましたー
これはもうイケメンになられたらもう受け入れるしかないでしょう。
ステータスが上がるとイケメンってなんだよ。綺麗さなんてものは、時代時代に変わる型でしかないだろうに、なんだ美醜は明確に数値化されて上下があるっていいたいのか、というかそもそも能力が上がって容姿がかわるんなら、ドゥウェイン-ジョンソンとかジョン-シナみたいになったりしないのかよ

ロトの勇者はレベル上げなんかしないってどっかで話た気もするけど、もう過去動画の内容なんて忘れた。

ほんとに、ゲームを模したなんて前提さえ不要なこんな世界観が定番になるなんて。

なんてことはさておき、それよりもイケメンになってなにが変わるのかってことが大事
これがねぇ、問題なのが、街のモブキャラが、ユウヤさんを見かけるたびに、
だれなんだあのイケメンは。イケメンすぎるって
通行人とは思えない接待をしてくれるんですけど、これはまだテンドンギャグとして楽しいあたり
それより問題なのはレギュラーキャラクターたち
異世界チートを現実に持ち帰りしたユウヤさんにはいいことが沢山起きるんです。
出会いがあって、友達も出来てえ。
でも、これ以降である人全員が、こんなに良くしてくれるのはイケメンだからか?っていう疑念が払拭できないまま話が進んでくので。
すべてのシーンにちょっとだけ猜疑心のフレーバーがかかっているように見える

せめて与えられた能力を、自分なりに活用した結果にいいことが起こるならまだしも、学校でチヤホヤされるくだりが能力発揮前、イケメン持ち上げと一緒に行われるので、余計顔だけの印象が強まる。

ああいやでも、
メインヒロインは、無事だ。
だって、イケメンになるまえに、ユウヤさんの心根を見ている。勇気あるふるまいを目撃して言うんだから、カオリさんには猜疑心を抱かずにすむはず
でもそここそが、手に余ってるなって場面ですよ
でね、イケメンになったユウヤさんは、カオリさんと再会するわけです。
痩せたとかいうレベルではなく、キャラデザの都合で骨格まで違ってるってレベルではなく、ちゃんと身長が伸びた事にも明言されていて、おおよそ同一人物とは思えない。そんな恩人と再開したカオリさん
痩せました?
あーそう。
これねー。あとあと、優しい目は変わっていない、みたいな身元確認ポイントを教えてくれるんですけど、
目かあ。
目が同じって、大抵の場合は、人となりとか行動とか、そのもろもろの雰囲気を目に託して、目が同じっていうと思うんですけど、
再会した場面は、
中学時代からのいじめっ子が、こんなイケメン、俺のいじめてたユウヤくんじゃないやいってからまれてる場面ですよ。
ユウヤさんの人柄を感じる要素皆無。
それをみて身元確認しているので、マジで、眼球で人物同定しているようにしか思えない。
そんなね、眼球ソムリエのカオリさんは、スゴイ学園の理事長の娘で、助けてくれたユウヤさんを、そのスゴイ学園に招待したくて探していたそうです。
ってことで、自分をいじめるような下等なやつらの学校とはおさらばして、セレブ学校へせったいせいとして入学。
順風満帆の日々がはじまるう

ヒロインとの出会いは、構造としては優れていたけど、あとはお膳立てのための装置に成り下がってしまった感じは強い。

そんなね。ごちゃごちゃした導入部も終わると、メインディッシュとなる、現実世界チート夢想が始まるわけですよ。
ここからは、割と好きな部分も多い。
そして、ユウヤさんの活躍場面、これが大味かつ唐突。服を買いに行ったらモデルにスカウト、なんて嬉しい展開があったら、ダメ押しで感じ悪い男性モデルに絡まれて投げ飛ばすとか、こういう追い接待が付いてきて楽しい。
それとか、学園に乱入してきた暴走族を、一人で返り討ちにするとか
特に私が好きなのは、第六話、
クラスメイトと買い物に行ったとき、ゲーセンにいって、なんか知覚能力のスキルを使うだので、活躍いきいきのあと
火事だーってもう、くらくらする。
別に、異世界側での陰謀が関連してるとか、そんなのが一切なく、ただただ、設備不良で火災が発生、度が過ぎた火の周りの速さ、なんか絶妙に逃げ遅れる女性陣。怒涛の展開が素晴らしい
そんな感じで、バカ展開はヌケが良くて楽しい当たり

冷やかしで見ていても楽しい当たり。倒されるためだけの不良とか、辛酸嘗めさせるためだけの噛ませ犬とか、人を対象とせずに相手が火事なので不快感の少ないチート能力運用だと思う。
これをちゃんと言っておけば良かった。

でも最大の問題は、異世界と現実世界に一切関連がないこと。
ほとんどのチート能力は、1話で超人的になったあたりで上げ止まってるし、異世界で仕入れたものをその都度現実世界で見せびらかすような構造にはなっていない
そのため、異世界パートはただただ、凡庸なステータスが存在する程度のディティールの世界をだらだら見せられるだけになってしまってる
異世界側も、王家の跡取り騒動がどうのって話めいたものはあるけど、もちろん現実とは関係なので、それぞれが尺を奪い合って、どちらのテンポも死んでる

おそらく原作では、情報の羅列だけで擬似的に能力の拡張感が得られるのだろうと予想できる。でもアニメでは本当に情報の羅列でしかない。

そんな感じで、火事の場面とか、瞬間最大風速はかなりの高めで楽しめるけど。
平均はそよ風程度、あまりに関係性がなく、それぞれが時間を伸ばしている。
もっと欲を言うと、
デパート行ってモデルスカウトされて撮影中に暴走族が襲ってきて、放火して、救出劇くらいの密度がほしい。
いやそれくらい、欲しくなるくらいは魅力がある作品だとは思いました。ぜひ、御覧ください。
後半はもっと過剰になってくれること期待したいですね
では、またーいずれー
ばいばい

動画の長さとしてはちょうどいいけど、説明が中途半端なっているところも多い。けどあまりシーンごとの説明しても冗長だから悩みどころ。
というか、以前のアニメと違って、ちゃんと要素とかテーマで話ができるくらいにはいい作品だと言えると思う。


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