春の不調!どうした私!
最近、調子が悪かった。
めまい、だるさ、集中散漫、頭が常にぼーッとし、財布は落とすわ、スーパーで買い物してて品出しのダンボール箱につまづいて転ぶわ、部屋の鍵は外の鍵穴にさしっぱなしでひと晩気がつかないわで腑抜けだった。
朝、鍵がない!と探し回って外を見れば鍵穴にさしっぱなしだった事なんていつもの私では絶対やらないミスだ。う〜ん。
それで母親に誕生日プレゼントを送ろうと思っていたのに何か心身がクタクタで箱詰めが間にあわず、うんうん唸りながら寝ていたらいくらか回復してきたので母に電話をしてみた。母は本を読むのが割と好きなので私のお古の本と母の好きな菓子を送ろうと思っていた。
どんな菓子がいいだろうかと訊いてみようと思ったのだ。
「なんでも好きな物リクエストして!」
と言っても遠慮する母。
私は「じゃあ、お母さんは粒あんが好きなんだよね。粒あんのどら焼きかカステラか…焼菓子かフィナンシェとか?」と聴いてみたら
「どら焼きがいいな。食いで(食べごたえ)があるから。」と言う。そうか。ちんまりした菓子より食いでがある菓子がいいんだな。と私は俄然やる気がでた。
母の近況をいろいろ聴いたがまったろくでもない話が出てくるわ出てくるわ。
私の田舎は八つ墓村のように閉鎖的で、
村人同士が監視しあっているような村なので母は変な噂を立てられて腹が立って眠れなかったそうなのだ。
そんな話をして、今日、私はまんじゅうとどら焼きときんつばと大福を本と一緒に送った。しかし母と話しているといつの間にかベタベタの方言になる自分がいた。
「そんちゃら事言ったってだめだっぺやんなあ!」と。「〜だっぺやん」なんて都会じゃ恥ずかしくて言えやしない。
つい気がゆるんだらベタベタの泥臭い言葉になってしまうが郷愁をふくんだ上州弁でもある。