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おにぎり

おにぎりを作る。
食の随筆で阿川弘之や獅子文六がおにぎりはやはり清潔な手で素手で結ばれたものが1番うまい。と書いていた。
現代では衛生面を配慮してラップで包んで握るという技もあるが、自分で飯を握ると、そして食べみると、やはり、手に水と塩をとりキュッキュッと握ったものがうまい。手からうまみの素が飯に伝わり味わいを増している気がする。
昔の暮らしの手帖を読んでいたら、愛妻弁当の記事があり、勤め人の夫に弁当を持たす場合、おにぎりを作る時、塩に少々味の素を混ぜて握ると良い、とあった。(35年くらい前の暮らしの手帖です。)私はなるほど、そうかと味の素を少々混ぜたら、これはこれで悪くない。アジシオでもいいね。今は塩自体がおいしいのがスーパーで色々あるから味の素を混ぜなくてもいいだろう。ヒマラヤ岩塩とか伯方の塩とかは甘みというか深みのある塩だったりする。
私はもっぱら大根の味噌漬を細かく刻んだ具にする。うちにいつも大根の味噌漬を常備しているからだが、イカの塩辛を具にしたのも好きだ。熱々のご飯でイカが加熱されて、それがうまいんです。炊きたての熱々飯で作るのがよい。

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