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地方で何かを始めること。

昨日気づいた。
来月15日でWEBマガジン『自由時間』を始めて10年になる。

もはやWEBマガジンではなく、単なるホームページだけど。『ねこのて』という事業を始めるにあたり、作り変えてもらった。

10年前(Uターン2年後)はまだ希望と意欲に満ちていて、東京での経験を活かして青森の情報を発信するぞー、なんて張り切っていた。

数10年ぶりの青森暮らしで気づいたこの土地の魅力や、出会った素晴らしい人たちを紹介したいと意気込んでいた。

全ての費用が自腹。どこからも収入を得ずに続ける事などできるわけもなく。出鼻を挫かれる出来事もあって、早々に心が折れた。

そこから紆余曲折。

忘れないように、家族の記念日に配信をスタートした。だから思い出した。グッジョブ、自分。

10年前のわたしみたいな人がその後たくさん現れたのを横目で見つつ、簡単じゃないぞー、と心の中で呟いて来た。

簡単に始められるけれど、続けるのは大変だし、簡単には稼げない。そんなの当たり前。でも、みんな甘い夢を見る。

SNSというものが日常に登場して久しい。さらに手軽に気軽に誰でもどこからでも情報の発信ができる時代になった。

この地にも、東京はおろか、世界各地で経験を積んだ若者が続々とUターン&Iターン起業して頑張っている。分野は多種多様。情報発信も上手い。

たかだか東京でライターやっていた程度のわたしの経験や知識なんて、へでもねーよ、的な。みんなが立派過ぎて恥ずかしい限り。

だからこそ、過去にしがみつくのでなく、展開&発展させるおばちゃんでいたい。そう思って来たけど、なかなか形が定まらない。

起業直後にコロナ禍となり3年。ようやく解放されそうな今、弾けたい、弾けよう、弾けねば。桜のように、花火のように、パッと、ドーンと。

とりあえず、来月15日は節目なので何かやろう。10年経っても、ホームページに変わっても『自由時間』が残っているだけでも自分を褒めなきゃ。

そうそう、昔、『自由時間』という雑誌がマガジンハウスから出ていた。覚えてる人、いるかな。パクりました、ごめんなさい。

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