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読書日記。『タクジョ!』

Netflixの『First Love 初恋』を観て、気になっていた(日本の)女性タクシードライバー。

人生で数回しか出会ったことがない女性ドライバーの中に、若い女性はいなかったと思う。だから気になる4大新卒女子の主人公。ドライバー歴3カ月という初々しさなれど、プロはやはりプロなのね。

女性ならではの気になるあれやこれやも都度解説されていて、ふむふむと。

落ち着いて本を読める環境が戻ったことに感謝。

学生時代、夏休みだか冬休みの間に、小説を100冊読むと決めて実行した。仕事が超多忙だった時期、貴重な休日は、買いためておいた本を朝から晩まで読み耽った。最も手っ取り早い現実逃避法。

読むスピードは速い方なので、多い日は3冊以上読む。飲食もせず、ひたすら読む。部屋が暗くなり始めても気づかず読む。

読み終える毎に、次はどれを読もうかと、積んだ本に手を伸ばす時のわくわく感。八重洲ブックセンターや紀伊国屋書店から段ボールいっぱいに届いた新刊(単行本)が、いちばんのご褒美だった。

いまはもっぱら文庫本派。そして、ネット購入のみ。新しくても古くても、話題になっていてもいなくても、タイトルが気になれば検索し、面白そうならポチる。

就寝前の読書タイムが幸せ。最近は明け方までの一気読みをしなくなった。ほどほどでやめて、眠って、続きは翌日に。疲れやすいお年頃w。

今回は7冊購入。4冊読了し、『タクジョ』で5冊目。はぁー、楽しい。

子どもの頃に早いうちから名作文学集や伝説集を与えてくれた両親に感謝。読書が好きになったのは身近に本があったから。少女漫画にも感謝。物語を読むって、いくつもの人生を疑似体験すること。冒険だってできる。

両親共働きだったので、鍵っ子だった。今日みたいな大雪の日も、一人で留守番をしながら自室で本を読んでいた。自分でストーブをつけられなかったから、凍えるくらい寒い部屋で夢中でページをめくっていたのだと思う。

いま、この家に戻り、かつての子ども部屋をストーブでガンガンに暖めて本を読んでいる不思議。

まさか戻ってくるとはね。そして、また本を読んでるなんてね。

事実は小説より奇なり。でも、小説はやっぱり事実より奇なり。





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