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Mirage

蜃気楼。幻覚。

長澤まさみさん主演のドラマのエンディング曲。歌っているアーティストの名前が明かされないまま、男女ヴォーカルバージョン、男性ヴォーカルバージョンが配信された。

男性ヴォーカルバージョンは、ひと耳惚れ(そんな言葉はない)して即購入。毎日のように聴いている。男女バージョンは一旦見送り中。

普段はテレビをまったく見ない。が、知人たちが褒めるので見逃し配信でドラマも見ている。正直そこまでストーリーにはのめり込めないけれど、長澤まさみさんっていい女優さんだな、と思った。どうやら歌もうまいらしい。ということは、大豆田とわこの前例に倣うと、もしや…。

なんにせよ、Mirageの男性ヴォーカルバージョンはかなり好き。歌詞の世界観も、曲の一昔前っぽいアーバン感wもたまらない(AOR=Adult Oriented Rockってのが流行った時代があるの)。サックスもセクシー。美味しいシングルモルトを丸く削った氷のロックで飲みたい気分になるw。

バーでも、レストランでも、寿司屋でも、割烹でも、席が選べるなら座るのはカウンター。好きなお酒や料理と向き合い、時々、お店の人と言葉を交わすだけの至福の時間。そんな空間にこの曲が流れたら沁みそう。

カウンターといえば…。

Delirium(せん妄、幻覚)というベルギービールを一時期愛飲していた。初めて飲んだのは、30年近く前に新潮社のそばに出来たばかりだったブラッセルズ。ピンクの象さんの愛らしさとは裏腹のガツンと来る味にやられ、数あるベルギービールの中でもお気に入りになった。

ブラッセルズ初訪問の際、ハイスツールのカウンター席に一人で座ったわたしに、スタッフがかけた言葉がある。「ベルギービールは度数が高いので、美味しいからとすいすい飲むと、椅子から落ちたりするので気をつけてくださいね」。

その後、原宿店に行っても、赤坂店に行っても、最初のそのアドバイスを思い出し、ベルギービールに限っては、節度ある飲み方を心がけて来た(アイリッシュパプでは1pintグラスでがんがん飲むけどね)。

と、話が逸れたけれど、音楽はいいね、と書いていたら、例のごとくラジオからGRACEが流れて来た。引き寄せの法則。

藤井風さんというアーティストも蜃気楼みたい。実在しているはずなのに、どこか浮世離れしている。手が届きそうな親近感を抱かせつつも、その実遠いところ(精神的な高み)にいて手が届かない。不思議な存在。

で、MIRAGEは誰が歌っているのかなぁ。

画像は、アンディ・ウォーホールの言葉。生きてる間は生きるだけ。

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