春。広がる青空と『旅路』。
津軽の長い長い冬の終わりがようやく見えて来た弥生。
朝から気持ちのいい青空が広がり、陽射しが雪を解かしている。
気温はまだまだ低いけれど、
やっとやっと待ち侘びていた春が来る。
昨日、スーパーではしゃぎながら買い出しをしていた男子グループ。
卒業したんだろうな。
心の底から晴れやかな表情をしていた。
開放感と期待が、不安なんかよりずっとずっと多いはず。
かれこれ45年前(自分でもびっくりw)のわたしもそうだった。
彼らがこのちっぽけな町を出るのかどうかはわからないけれど、
風くんの『旅路』を贈りたい。
いつかこの歌詞を噛み締める時がきっと訪れる。
今朝、久々に2年前の『ニュースステーション』の映像を見直した。
『旅路』の初生演奏から2年近く経ったんだなぁ…。
あのインタビューを受けた学生たちは20歳。どうしているんだろう。
ところで、LAAT福井2日目の『旅路』も最高に沁みた。
風くんのデビューから3年の歩みを振り返るタイミングであり、
マネージャー河津氏の誕生日でもあり、ツアーの折り返しであり。
豪雪地域の会場ゆえになかなかチケットが捌けず、
当日も開催が危ぶまれるほどの交通状況だったにも関わらず、
2日間ともほぼ満席で時間通りにスタート、そして、終了。
もう消えてしまったけれど、
あの日、風くんはinstagramのストーリーに
「一生忘れません」って書いていた。
会場に集った観客にとっても、本当に忘れ難いLIVEになった。
辿り着くまでの不安を帳消しにして余りある最高の時間だった。
あれからまだひと月と少し。なのに、
鯖江駅から雪道を歩いて会場へ往復したのが遠い遠い昔に思える。
昨日はすぐに過去になって行くけれど、
何度も何度も反芻したくなる大切な思い出が増えてよかった。
昨日の男の子達はこれから『青春病』みたいな経験を重ねて、
泣いたり、笑ったり、怒ったりしながら、大人になるんだなぁ。
もしかしたら、あのうちの誰かが有名になって、
出身地であるこの町が脚光を浴びる、なんて日が来たりして。
いつでも、少しでも明るい方向に顔を向けたい。
彼らのように若くなくたっておんなじ。
生きている限り、みんなおんなじ。
『旅路』を聴いているとそう思えるよね。
画像は、福井へ向かう機中から眺めた空。
福井は豪雪でも、雲の上は青空。