易経 地雷復 24

地雷復

卦辞
復 亨 出入无疾 朋来无咎 反復其道 七日来復 利有攸往
ふくはとおる しゅつにゅうやまいなく ともきたるにとがなし はんぷくのそのみちひちじつにしてらいふくす ゆくところあるによろし 

復は通じます。行くも来るも難なくできます。仲間もやってきます。繰り返しやっていれば七日もすれば戻っきて新しい展開になるかもしれません。進んでいって良いでしょう。

地雷復は時期は冬至です。冬至は一年で一番昼の時間が短い日となります。この冬至の日から徐々に昼の時間が長くなっていきます。これから新しい物事が始まるかのような雰囲気を感じさせます。地雷復の意味はまさにこのことを意味し、山地剥によって剝がされた後に少しづつ回復していく様子を描いています。病気であれば回復し、失せ物などはすぐに見つかるでしょう。
(2024/9/5)

初爻
不遠復 无祗悔 元吉
とおからずしてかえる くいにいたるなし おおいにきち

地雷復初爻

正しい道へ遠からず帰ってくるでしょう。悪い道へ行かないので後悔するまでにはなりません。大いに良いことです。

自身の失敗を未然に防ぐという感じです。間違いに氣づいて悪い方向へ行かないのですから後悔はないのです。とても良い結果になることです。
(2024/9/23)