[36歳のラオス旅行記] 3.「世界一何もない首都」で過ごす[Vientiane]
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これは都内でサラリーマンをする36歳の僕が休職し、これからの生き方・働き方を見直す為に出た9日間の旅の記録です。
(この旅の記事まとめはコチラ→→https://note.com/ne1po_no_p/m/m260811d3e398)
いつかこんな日々があったなぁと笑い飛ばせますように!
●ダイジェスト
「何もない首都」と呼ばれるヴィエンチャンで迎えた、ラオス初めての朝。
軽い観光やローカルなフードコートのお話や、念願の「ハーブサウナ」での癒し体験、そしてフラッと立ち寄った家族経営のマッサージ屋での店員さんとのやり取りは、色々と考えさせられる出来事になりました。
そんなアレコレを詰め込んだ一日の出来事をご覧ください。
●グッドチョイスなホテル
ホテルは一泊¥3000というお手頃価格にしては、植物園のような雰囲気の中庭があったり、プールや朝食が付いていて良い選択ができた。
朝ごはんは4種類のおかずとパン、おかゆ、そして5種類のフルーツ、オーダーして作ってくれるオムレツなどがあり、十分過ぎるものだった。ついテンションが上がり食べすぎてしまった。
コーヒーは砂糖入りのインスタントのもので、よく海外にあるもので、美味しいとは言えなかった。
そして、もう翌日の昼には次の都市に移動してしまうので、その都市までの高速バスをカウンターで予約しておいた。
この街で残された時間は、24時間。マイペースに楽しもう。
●市街を散策
ここヴィエンチャンは、ラオスの首都ではあるのだが、「世界一何もない首都」と言われている。
首都なのに何もないそうだ。果たして本当なのか。
まずは朝食のコーヒーリベンジをしに、徒歩ですぐのところに良いカフェを見つけた。
店内にも席があるが、オープンエアなお店なので、店内だとしてもエアコンが効いているというわけではない。
ならばという事でテラス席に。
着席するなり、近くの業務用扇風機をオンしてくれる。
パラソルもあるので、これで十分に涼しくて快適だった。日中でも日光から避け、適度に風があればとても快適だった。日本の雨季より湿度が低いのかな。
コーヒーの味は、うん、合格合格。おいしいアメリカーノだった。ちゃんとエスプレッソマシーンがあり、すでに欧米人がいるお店にしたから、ある程度想像はできていた。
そのあとは、軽く街中の「パトゥーサイ」という観光スポットに行った。パリの凱旋門のような大きな門で(かつてフランス領地だったからその影響?)上に登るとこの街を広く見渡せて気持ちよかった。しかし、やはりちょっと歩くと日差しも強いし大量の汗をかいた。
●ローカルフードコート
観光はそこそこに、(あれだけ朝ごはんを食べたのに)お腹がすいたし、喉が渇いていたので、近くの商業施設まで移動した。
おそらくこの都市でいちばん立派なデパートなのだろう。エスカレーターは動いていなくて歩いて登るし、それぞれのお店はまるで屋台のような雰囲気でみな暇そうにスマホをいじるか食事をしている。この人たちに1日だけ日本の商業施設で働いてもらったら、どんな感想を持つんだろう。
そして所狭しと並ぶ洋服や謎の仏教グッズ屋などを通りぬけ、ようやく見つかったのがフードコート。
ここで僕はしぼりたてのレモンジュースと、ココナッツミルクベースのカレーヌードルを頼み、昼食にした。
ジュースは確か¥100、ヌードルは¥280くらいだった。
ジュースはレモンと塩で、大量に汗をかいた僕にはピッタリだったし、ヌードルはスープの味がまるでタイ料理のカオソーイみたいで、とても好みだった。
気分も良かったのでそのあとタロ芋のアイスクリーム¥140も買い、ゆっくりと休憩もできた。
●念願のハーバルサウナ
デパートからまた汗をかきながら歩き、次に来たのはハーバルスチームサウナ。ハーバルスチームサウナ、という店名なのだ。ヴィエンチャンハーバルサウナ、とか、レモングラススパとか、そういうひねりはない。ど直球でわかりやすい店名。
受付で350,000kip(¥240)を払い、タオル、巻きストール、コップを受け取る。
売店には、様々な色をしたスクラブがカップに入って販売されていた。どうやらこれを牛乳と混ぜたりして、顔や体に塗ってサウナへ入るらしい。
ちょっと気になるけど、やってる人いないし、今回はやめておいた。
更衣室で腰にストールを巻き、かけ水または胸の高さくらいある水道で水を浴びる。
サウナ室は、男女混合。しかしお客さんは日本人と思わしき若い男性と、ローカル男性のみだった。
スチームで部屋中モクモクで何も見えない。ただただハーブの良い香りがする。バンコクで行ったハーブサウナは、レモングラスの香りが強かったけど、こちらはレモングラスではない、少し甘さがあるような香りを感じる。コブミカンの葉?なのかな?
途中で多めに薪をくべてくれたのか、室内の温度は70-80℃くらいの体感で、しっかり汗をかき、蒸される事ができた。
サウナから出たら水を浴び、広々とした休憩スペースに腰をかけ、ただのんびりと過ごす。
テーブルに置かれたヤカンの中のアチアチなハーブティーは飲み放題だ。
ここで僕は2時間ほどのんびりと過ごした。これのためにラオスに来たと言っても間違っていない。
いまこれを綴りながら、鼻で息を吸ったら、あの時に香りが蘇ってきたような感覚になった。とても幸せな感覚。
●本日のサ飯と大汗
目をつけていたご飯へ行き、ビアラオのIPAをいただく。そして、青パパイヤのサラダと、豚肉のラープを、餅米で食べる。おいしい、、、、でも、、、、辛い!!!ヒィ!昔だれかが言っていたラオスの食事は地味で味も薄くて、なんてのを信じていたけど、全然じゃないか!!!
味もしっかり美味しいし、辛さもタイ料理と同じ!
サウナ後の発汗しやすい僕は、いつも通り顔に大量の汗をかき、店員さんは大型扇風機を持って来て付けてくれた。ヒィヒィ言いながらも美味しくいただき、ほろ酔いで大満足だった。
●豪雨で知る、水害事情
夕飯で大量に汗をかいた僕は、ドリンク屋さんに来てクールダウン中だった。
そろそろナイトマーケットを見に行こうと思い、店内を出ようと思ったら、外が豪雨だったことに気づいた。
東南アジアの雨季名物、スコール。
最近(というか今年?)では東京でも見られるようになってしまったが、これを初めて見られて、ちょっとテンション上がる。笑
しかし後に知ることになったのだが、このときの豪雨は単なるスコールではなく、台風の影響もあったみたい。
ラオス北部では洪水や土砂崩れが発生し、ラオス大使館からも注意喚起の緊急連絡が入っていた(事前に旅行情報を登録しておいた)。
日本が大昔から地震と共存しているのと同じく、東南アジアでは常に水害と隣り合わせなのだと体感できる出来事だった。
●マッサージ屋でチップをねだられた事をきっかけに考える、ラオスの経営事情
豪雨がおさまりそうにないため、予定を変え、すぐ近くにあったマッサージ屋に行くことにした。
ここのマッサージ屋では、案内してくれた女性が(ラオスにしては)珍しく積極的にマッサージの時間拡大や、より金額の高いマッサージを勧めてくるなどした。しかし僕は120,000kip(¥840)で1hのフットマッサージをお願いした。
マッサージは、その女性の娘さん?と思われる17歳くらいの女の子がやってくれた。そして、マッサージの最後にそのお母さんは、「この子にチップは?」と言った。実際、少女のマッサージのレベルは高くなかった。僕は「え?笑 トイレお借りしますね」とだけ伝えてその場を去った。
チップというのは本来、気持ちの良いサービスを受けた人が渡すものであり、相手から(しかもこの場合は第三者から)促されて渡すようなものではない。ちょうど豪雨も止まない様子で、店内には他にお客さんもいなかったので、今日の稼ぎを確保したかったのかもしれない。気持ちがわからなくもないが、僕は正直少し気分を害した。
しかし、後から考えると、ちょうど豪雨も止まず店内には他にお客さんもいなかったので、今日の稼ぎを確保したかったのかもしれない。どうやらここのマッサージ屋は家族経営のように見えるし、あの母親はこのマッサージ屋で生計を立てているのかもしれない。だとするとあの強引な勧誘やチップの催促も、家族を守るための親としての言動だったのかもしれない。
真実はわからないけれど、そう考えることにしておこう。
まぁ、マッサージの質をもっと上げ、お客さんを増やすことが賢明だとは思うが。
(実際にこの店はナイトマーケットも近く、立地も良いので、サービス次第ではもっと儲かると思うのだ)
●ナイトマーケット
そんなマッサージ屋での一件ののち、ナイトマーケットを覗きに行ってみたが、彼らの大半は既に店じまいを終わらせ、子供を乗せたり荷物を繋げたバイクで帰路に向け出発をするところだった。まだ雨は降り止んでいなかったし、仕方なく僕はコンビニでビアラオを買いホテルへ戻ることにした。
今日はのんびりと過ごしつつも、いろいろな人の暮らしを見たり感じたり、考えさせられたりと、良い一日を過ごすことができたなぁ。
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