[36歳のラオス旅行記]４．ヴィエンチャンからヴァンヴィエンへ[Vang Vieng]

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これは都内でサラリーマンをする36歳の僕が休職し、これからの生き方・働き方を見直す為に出た９日間の旅の記録です。
（この旅の記事まとめはコチラ→→https://note.com/ne1po_no_p/m/m260811d3e398）

いつかこんな日々があったなぁと笑い飛ばせますように！

●ダイジェスト

次の都市へ向けて出発したときの出来事です。
電車でも移動できるところを、今回はミニバンでの移動を採用しました。なんとなく、面白そうだったので。

特に大きな事件は起きていませんが、ものすごい揺れで３０分走ったあの悪路は今でもよく覚えています。

●ミニバンでの都市移動は悪路のアトラクション

タイミルクティー色の悪路

手配してもらった乗り合いバンがホテルまで迎えにきてくれ、僕は170,000kip（¥1200）、2時間半で次の街へ向かった。
ミニバンには欧米人の老夫婦や韓国人バックパッカーがいて、日本人は僕だけだった。う〜ん、よきよき。

さて、ここで記録しておきたいのは、まずヴィエンチャンから高速道路までの道中の道路が最悪だった、ということ。舗装されていない土の道路は穴ぼこだらけで、連日の雨のせいでコンディションが更に悪くなっているようだ。地面に多数ある水たまりは、まるでタイミルクティーのような明るく濁った茶色の色をしていた。

あまりにひどい揺れが続く中、乗り合いの欧米人達は、「カンボジアみたい。10年前には道路がなかったよね。南アフリカにも思えるね。」などと楽しそうに話していた。僕もまた、車内の手すりにつかまりながらその会話を楽しんで聞いていた。

その悪路の最中、これ以上続くようなら酔い止め（念の為携帯していた）を飲むべきか？と迷っていると、車は広い駐車場で停車した。悪路は約３０分ほどで乗り越えたのだ。よかった。ここはどうやらサービスエリア。ラオスのサービスエリアは、地方都市にあるイオンスタイルのように、広い駐車場と、大きめのコンビニ、そしていくつかのフードスタンドがあった。

ここでは２０分ほどの小休憩があった。あの悪路で泥ハネがひどいバンはガソリンを補給され、僕らは飲み物を飲んだりアイスを食べたり、自由に過ごした。
フードスタンドには、つくねを薄く平たくのばして焼いた串＋もち米を売る店や、ピザ、焼きカステラなどのお店があった。少々惹かれるものがあったけれど、もしかしたらまたあの悪路が続くかもと恐れ、僕はこのタイミングでは食べ物を食べることを控え、ただ飲み物を飲むだけにとどめた。お腹がすいたとき用にサンドイッチを買っておいた。

因みにネットでの情報を見ると、この小休憩のタイミングで、バンに置いたままの荷物から現金（特にkipではなく、ドルやバーツ、円などの外貨）が盗難される事件がたびたび起きているとのこと。これは外務省からも公式に注意喚起が出ており、僕も厳重に警戒をした。
具体的な対策としては、トランクに預けたスーツケースは施錠し、手荷物の現金は分散させて持ち歩き、車内には荷物を放置しない。まぁ、当たり前のような事だけど、大切だ。

この場に限らず様々な防犯対策を出国前に準備してきていた僕は、そんなに疑心暗鬼にならずに過ごせた。
実際に僕の乗ったバンでは幸いそのような怪しい行動は見られなかったので、よかったよかった。

悪路でくたびれた体にエネルギーチャージしたバンと僕らは、高速道路に乗り、今度は２時間ほどかけてヴァンヴィエンに到着した。ここは舗装された道路で、景色を楽しんだりウトウトしたりと、快適に過ごせた。（隣の欧米のオバサンの体の幅が広く、僕の占有エリアまで進出していたのは、まぁ許容範囲だった）

●「なにもない」がワクワクする街、ヴァンヴィエン

何もない。人もいない。

乗り合いバンは、次の街「ヴァンヴィエン」の中心地に到着し、僕たちはそれぞれにバンから降りた。
周りを見渡して頭に浮かんだ第一印象は、「なにもない・・・」。昨夜からの雨がまだ続いている曇った空だったからか、歩く人もあまりおらず、お世辞にも活気があるとは言えないその街の様子を見た、正直な僕の感想だった。

しかしこれは決してネガティブな意味ではない。なぜなら僕はなにもないところに来たかったのだ。だから今回この国を選び、この街に滞在することを決めた。だから僕の気持ちは「なにもない・・・ワクワクする！」だった。

さて、ここでの２日間、僕はどう過ごそうかな？

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