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予算が少なくても”絶対に”外してはいけないリスティング広告のメニュー3選!

※この記事はこれからWeb広告をはじめる企業様向けの記事です。

集客をブーストするには運用型広告は必須!でもお金もかかる…

問い合わせや、購入などの反響獲得(CV獲得)を増やすためには
オンライン・オフラインなどいろいろな手段がありますが、
Webを使った集客の重要度は増すばかりです。

その中でも検索広告やディスプレイ広告などの運用型広告は集客のスピード感・拡張性が高く、集客をブーストするには欠かせないものになっています。

しかも運用型広告は成果の計測が容易で改善もしやすいので、
継続して成果を出せれば経営が安定するのもメリットですよね。

このようにメリットも大きい運用型広告ですが、これから広告に取り組む企業様や、広告に取り組み始めたばかりの企業様は下記のような不安を感じられることが多いです。

「そんなに多くの広告予算を準備できないけど、果たして上手く集客できるだろうか…」

初めて取り組み、知見の少ない取り組みに不安はつきものですよね。

そこで今回の記事では、大きな予算を用意できない場合でも、
必ず押さえておくべき広告のメニューについてご紹介します。

予算が少なくてもこれだけは絶対にやっておくべき!広告メニュー3選

①   指名ワードの検索広告(リスティング広告)

指名ワードのリスティング広告は必須中の必須!

貴社の企業名やサービス・ブランド名での検索を「指名ワード」といいます。

絶対に指名ワードでのリスティング広告を外してはいけません。

その理由は下記の3つです。

1.指名ワードで検索するユーザーは貴社の存在をすでに認知している=CV見込みが高いユーザーなので、必ず貴社の存在を知らせるべきだから
2.SEO(自然検索)では、見てほしいページが検索画面に表示されるとは限らないから
3.競合他社が貴社指名ワードで広告を配信した場合、ユーザーを奪われる可能性があるから

※詳細はこちらの記事を参照ください

中には「SEOでも簡単に上位をとれる指名ワードに広告を出すのはお金がもったいない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、それは心配に及びません。

指名ワードは1クリックで数十円程度であり、
多少クリックが集中しても全体予算を圧迫する可能性は低いです。

指名ワードの予算をケチることで他社にユーザーが流れてしまう機会損失を考えると、指名ワードを確保しておかない理由はありません。

Google、Yahooの両方で必ず指名ワードで広告を配信するようにしましょう。

②  Facebook広告
(リマーケティング・オーディエンスターゲティング)

Facebook広告のターゲティング精度の高さを活かそう!

次に押さえるべき広告はFacebook・Instagram広告です。

「GoogleやYahooじゃないの?」と思われるかもしれませんが、
「最低限の予算」を前提とするならば、Facebook広告の優先度が上がります。

なぜなら、限られた予算で結果を追い求める場合、
ある程度ターゲティング精度の高い広告に絞るべきと考えるからです。

では、なぜFacebook広告の精度が高いのかというと、GoogleやYahooのターゲティング広告と比較した場合にFacebook広告は個人のプロフィールと行動の紐づけ精度が高く、広告のターゲティングの精度が高いからです。

これはFacebook自体が名前や生年月日、普段の興味関心・行動などの個人のプロフィールを詳細に取得しているから成せる業です。(ある意味恐ろしいことではありますが)

このように精度の高いターゲティング広告を配信できるので、
Facebook・Instagramの広告は必ず配信しましょう。

配信のターゲティング設定については、リマーケティングは必須中の必須です。

すでに貴社の存在を知っているユーザーの再訪を促すことでのCV促進を狙うためです。

属性や興味関心でターゲティングするオーディエンスターゲティングについては、すでに「こういうことに興味があるユーザーを集めよう」と目的が明確であれば効果的に機能しやすいです。

例えば分譲マンションの広告を配信する場合は、下記のように設定するとよいでしょう。

・物件の近隣エリアに住んでいる人
・年代(20代~40代)
・職業(会社員、経営者)
など

なお、Facebook広告はディスプレイ広告(画像と文字の組み合わせ)での配信となるため、広告のクリエイティブが成否のカギを握ります。

広告のクリエイティブについての記事もありますので、ぜひそちらもご覧ください。

③ Google・Yahooのリマーケティング

リマケはCV期待値が高いので予算制限がある中では重要度が高い

指名ワード、Facebook広告の次に優先されるべき広告は、
Google・Yahooのリマーケティング(リターゲティング)広告です。

Facebook広告と比べると、個人のプロフィールとの紐づけ精度が甘いことや、ITPの影響でiPhoneへの配信精度が下がっているなどの弱点はあるものの、2022年現在でもある程度の精度で配信できる広告です。

なお、リマーケティング広告の運用のコツとしてはFacebook広告もそうですが、リマーケティングリストを作る際は必ずページごとにリストを切り分けましょう。

サイト・アプリのページ構成の中でも、TOPページだけを見たユーザーと、下層ページまで見たユーザー、フォームまで来たユーザーではCV期待値が違います。
(当然深い階層まで見たユーザーのほうがCV期待値は高い)

リストによって入札の強弱や広告クリエイティブを変える、など運用改善の余地を残すためにも、リマーケティングリストの切り分けは必須事項になるでしょう。

もう少し予算を準備できるなら!次に取り組むべきはこのメニュー

もし、先の3つのメニューをすでに実施しており「まだもう少し予算に猶予がある」「別のメニューも試したい」といった要望があるなら、下記の2つのメニューに取り組むとよいでしょう。

①一般ワードのリスティング広告

一般ワードはCPCは高いが、CV期待値も高い!

まず取り組むべきはリスティング広告の“一般ワード”と呼ばれるキーワードでの広告配信です。

一般ワードとは、例えば分譲マンションの販売であれば「マンション 買う」や「マンション 購入」といったキーワードのことです。

これらのキーワードで検索しているユーザーは、積極的・能動的に情報を求めているユーザーなので、CVの期待値が高いです。

また、一般ワードで配信することもう一つのメリットは、貴社の存在を知らなったユーザーで、しかもCV期待値の高いユーザーに絞って接触できることでしょう。
※一般的にディスプレイ広告よりも検索広告のほうがCVRは高い

しかし、一般ワードの配信では注意事項が2つあります。

それは「クリック単価が高いこと」と「CVから遠いキーワードがあること」です。

<クリック単価について>
一般ワードの中でも、特にビッグワードと呼ばれるキーワードは1クリックで数百円から数千円というキーワードが存在します。(中には1万円を超えるクリック単価のワードもあります)

指名ワードやディスプレイ広告の場合は高くても100円程度のクリック単価で収まることと比べると、その差は歴然ですね。

キーワードの設定や入札設定を少し誤ると、一瞬で予算オーバーする危険性があるので、目安となる推奨クリック単価は絶対に見ておきましょう。

そのうえで費用対効果に合わないと感じたら、それらのキーワードを諦めることも重要な判断です。

<CVから遠いキーワードについて>
一般ワードの場合、無尽蔵にキーワードを足してターゲティングを広げられます。

しかし、キーワードによってはCVしやすいキーワードとCVしにくいキーワードがあります。

例えば分譲マンションの販売の際に「不動産」というキーワードと
「マンション 新宿 価格」というキーワードで配信設定をした場合。

どちらのキーワードのほうがユーザーの熱意・意欲が高いでしょうか?

圧倒的に後者ですよね。

前者の「不動産」というキーワードは、賃貸や売却、はたまたドラマの「正直不動産」などいろいろな意図が含まれるため、CVまでの距離が遠くなり、効率が悪いです。

自社の商材・サービスと配信するキーワードを照らし合わせて、CVまでの距離が近いか、遠いかということについては事前にチェックして、CVから遠いキーワードでの配信は避けるようにしましょう。

②YDA・GDNのオーディエンスターゲティング

一般ワードの次に取り組むべき広告はGoogle、Yahooのオーディエンスターゲティング広告です。

ただ、Google、Yahooではかなりの種類のオーディエンスターゲティング広告があるため「どれを選べばよいかわからない」という方もいらっしゃると思います。

そこで、オーディエンスターゲティングの中でも「予算が限られている中ではこれをやっておくべき」というものを2つほどピックアップします。

<サーチターゲティング(Yahoo)>
Yahooのサーチターゲティングは「過去に特定の検索ワードで検索しているユーザーにディスプレイ広告を配信する」広告です。

リスティング広告と同じようなキーワードを設定できるため、意欲のあるユーザーに絞って広告を配信でき、ディスプレイ広告の中ではCVの期待値が高いメニューになります。

Googleでもカスタムインテント広告で同じような設定ができますが、Yahooと比べると広告の配信面(メディア)のバリエーションが多すぎて精度がまちまちになるため、Yahooの優先度のほうが高くなりました。

<プレースメントターゲティング(Google/Yahoo両方)>

どんな広告を配信するかも大事だけど、どこの面に配信するか、も大事1

特定のメディア・サイトの広告配信面を狙ってターゲティングすることを「プレースメントターゲティング」といいます。
 
プレースメントターゲティングはGoogle、Yahooのいずれでも実施でき、精度高くターゲティングできるため、取り組む価値のある広告手法です。
 
なぜ配信面が大事かというと、それは閲覧しているメディアによってユーザーの態度が大きく変わるためです。
 
例えば、あなたが分譲マンションの広告を配信する場合、下記の2つのメディア、どちらのCV期待値が高いと考えますか?
 
・芸能人ゴシップを扱っているメディア
・地価や土地のニュースを取り扱っているメディア
 
後者のメディアを見ているユーザーのほうが、本気度が高い状態で広告を見てくれそうですよね?
 
このように、メディアの種類によってはユーザーの属性も違いますし、流し見されるようなメディアで広告を配信してもあまり成果はあがりません。(無駄クリックにつながる可能性もあります)
 
プレースメントターゲティングの成否は、配信メディアの選定と広告クリエイティブがすべてです。
 
事前に「このメディアの広告面に配信したい」というメディアを見つくろって、広告クリエイティブを設計するようにしましょう。

まとめ

  • 集客をブーストしてくれる広告は必須になりつつある

  • 絶対に外してはいけない広告は指名ワード、Facebook、リマケである

  • 少し余裕があれば一般ワードや、オーディエンスターゲティングにもチャレンジしよう

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それではまた次回!

Written By K.M