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ソフトバンクグループ とOpenAI が日本で生成AIの新会社「SB OpenAI Japan」を設立

ソフトバンクグループとOpenAIが連携し、日本市場における生成AIの新たな展開として、合弁会社「SB OpenAI Japan」を設立。

これにより、企業専用のAIソリューション「クリスタル・インテリジェンス」が登場し、国内の大手企業への導入が本格化する見通しです。


新会社および「クリスタル・インテリジェンス」の主な特徴と展開計画は以下の通りです:

1. パートナーシップの概要
・ソフトバンクグループとOpenAIが企業専用AI「クリスタル・インテリジェンス」の開発・販売で提携。
・両社が50%ずつ出資し、合弁会社「SB OpenAI Japan」を設立。
・ソフトバンクグループは、毎年約4500億円(30億米ドル)の投資を予定。

2. クリスタル・インテリジェンスの特徴
・OpenAIの最新モデル「o1シリーズ」(2024年公開)を基盤に、論理的推論が可能な高性能AI。
・企業の全システムとデータを安全に統合し、各企業に特化したAIソリューションを提供。
・2025年には自律的なタスク実行が可能なAIエージェントへと進化予定。
・財務資料や文書作成、顧客問い合わせ管理など、業務自動化の幅広い用途に対応。

3. ソフトバンクグループでの導入計画
・グループ全体でクリスタル・インテリジェンスを大規模に導入し、既存のChatGPT Enterpriseなどのツールも全従業員に展開。
・1億以上のタスク自動化を目指し、データの追加学習やファインチューニングを安全な環境で実施。

4. SB OpenAI Japanの役割
・日本の主要企業に対し、クリスタル・インテリジェンスを独占販売。
・日本企業特有のニーズに合わせたAIエージェントの導入を促進。
・グローバル規模でのモデル構築を視野に入れ、OpenAIが技術サポート、ソフトバンクが営業展開を担当。

5. 各社の役割と展望
・Armは計算需要に対応するコンピュートプラットフォームを提供。
・ソフトバンクは強固な法人顧客基盤を活かし、効果的な営業展開を実施。
・日本国内のAIデータセンターで安全にデータの追加学習を管理し、通信事業の機密情報や個人情報は除外した運用を予定。


「SB OpenAI Japan」の設立と、クリスタル・インテリジェンスの導入は、日本企業にとってAIを活用した業務自動化と効率化の新たな一歩となります。

企業が持つ内部データを活かし、より高精度な意思決定をサポートするこの取り組みは、国内外の競争力を一層高めるでしょう。

reference🔗

https://www.softbank.jp/corp/set/data/news/press/sbkk/2025/20250203_01/pdf/20250203_01.pdf


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