PSVRを使ってみて(いいところと悪いところ)
2019年の冬合宿のプレゼン大会で発表したものを書き起こしてみました。
発表時はいいところやオススメソフトも併せて発表しましたが、書いている途中で疲れてきたのでとりあえず悪いところだけ公開しようと思います。
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来ました、Special Offer。1万円引きの24,980円＋税で買えます。
メルカリとかにもよく出品されますが、基本的にPSVRは人気ないので普通に小売店で買えると思います。PS5にも後方互換してますので今買っても十分楽しめると思います。
＜追記＞次世代VRを作ってることが正式に発表されましたが、2021年内に出ることは無いようです。
PSVR
PSVRはPS4と繋いでVRゲームなどを楽しめるヘッドマウントディスプレイ。
PSVRを買って早2年、使ってみて感じたいいところと悪いところを紹介します。
ただ正直筆者はあまりゲームをやらない人間で現在PS4は基本的にTorneでテレビを見る専用機になってるレベルなので参考にはならないかもしれません。好きなゲームは桃太郎電鉄とテトリスです。
PSVRの悪いところ
PSVRを買おうか考えているあなた！PSVRに過度に期待してはいけません。これから紹介する悪いところを理解した上で購入しないと、買ってからちょっとイラッとすると思います。
・画質が悪い
まず画質が悪い。PSVRを被って見える世界は、普段見えている世界ほどはっきり見えません。期待しすぎてはいけません。
例えば下の画像が...
これくらい(↓)ボヤけるイメージです。
最初に試してみた時に、「まあこんなもんか」って感想になります。期待しすぎちゃダメです。とはいえ脳が勝手に補完してくれるので没入感はしっかり味わえます。楽しい。
PSVR自体には10万以上するヘッドマウントディスプレイ以上に綺麗な映像を見せる能力があるらしいのですが、PS4の処理能力不足でそれを十分に引き出せていないために画質が悪くなっているそうです。なのでPS4 ProにするとSlimより若干綺麗に見えるらしいです。PS5だともっと綺麗になるのでしょうか。
・高い
家庭用の本格VRとしては比較的安価とはいえ、そう気軽には買えないくらい高い。現在は通常34,980円+税で、「はじめてのWii」的なゲームも付いてきます。時々1万円値引くセールを公式がやるのでそこを狙うのがオススメ。
・周辺機器も高い
高い金出してPSVRを買っても、中にはヘッドセットしか入っていません。ヘッドセットを被って、DUALSHOCKを操作して楽しむことしかできません。
バイオハザード7やエースコンバットなど。まあこれはこれで普通に楽しい。
Beat Saberやアイアンマンなどのゲームを直感的に遊びたければ、別のモーションコントローラー(PS Move)を追加で購入する必要があります。
PS Moveは1本4,980円+税なので2本で約1万円。高い。
PS Camera(右)は現在は本体に付属しているので追加で購入する必要はありません。
＜追記＞次世代のコントローラーがついに発表されましたね。
・あとなんか光る(笑)
下の写真、PS Move(中央)やシューティングコントローラー(左)の先端、なんか丸いのが光ってますよね。これ商品イメージで光らせているわけじゃないんです。マジで光ります。クソダサい。サイリウムかよ。
ヘッドセットやPS Moveの放つ光の動きをPS Cameraが捉えることで操作できる設計なので仕方なくはあります。ちなみにPS MoveはPS3の時に出たものがそのまま使えます。
まあゲームの中では別のものに見えているので側から見ていて滑稽なこと以外の問題はありません。
・親が来ても気付かない
ゲームで遊んでいる最中、親が部屋に来ても気付きません。視覚と聴覚を奪われているからです。
ただVRで遊んでいる様子を見られるだけなら特に問題はないかもしれません。
しかし残念ながら(？)、プレイ映像がテレビに出力されています。
極め付けに、音声もテレビから出力されます。
『サマーレッスン』を遊ぶときは、テレビとPS4を繋ぐHDMIケーブルを引っこ抜いておきましょう。
まさかの逆シチュエーションが追加されてていらすとやさん本当にすごい。
多分PSユーザーの大半は望んでいないのに、SONYさんはPSVRでみんなでワイワイ遊べることを目指しているようです。
・疲れる
刺激が多すぎて、普通に疲れます。個人差がありすぎると思いますが、自分は30分ぐらいが適量だと思います。もちろんゲームにもよりますけど。
ヘッドセットが重くて首や肩が疲れるってのは自分はあまり感じませんでした(もっと長時間遊べばあったのかもしれませんが)。
・VR酔い
心配される方が多いと思いますが、はい、酔います(個人差があります)。ただゲームによります。自分が現実で動いた通りにゲームの中でも動いてくれるゲームだと酔いません。逆に、現実の自分は体の方向を動かしていないのに、ゲームの中では上下左右に移動していたりすると、自分は脳がバグって酔います。バイオハザードは酔います。
ただもちろん、酔いを軽減できるように工夫が施されたゲームもたくさんあります。ライアン・マークスとか。
・強い光がカメラに入り込むとダメ
先述の通り、PS Cameraでヘッドセットやコントローラーの位置を光で認識して操作するので、強い光が差し込む環境では遊べないようになっています。太陽の光がしっかり差し込んでいる状態ではプレイできないので、日中はカーテンを締め切る必要があります。昼間っからカーテンを閉め切っているヤバい家になります。
・結構場所を取る(片付けが面倒くさい)
結構広い場所を確保することが推奨されています。VRで遊ぶために部屋を片付けなければいけないのも面倒なところです。
ただ推奨されている通り、ちゃんと片付けた方がいいです。自分は怠って片付けずにプレイして普通にケガしました。Danger Ballで机の角にアゴをぶつけ、Bear Saberで椅子に全力で手を打ち付けました。
PSVRに限らずどのVR機器でも片付けは必須です。
・ケーブルがウザい
PSVRはPS4と有線で接続する必要があるので、ケーブルが邪魔になります。結構な長さがあるのでケーブルの長さが足りなくて思ったように動けないことはありませんが、ケーブルが足や手に引っかかったり、体に巻き付いたりして(アホ)、ウザいです。
ケーブルはただ邪魔なだけではなくて、たくさんありすぎてウザいのもあります。PS4とプロセッサーユニットを繋ぐHDMIケーブルにUSBケーブル、プロセッサーユニットとヘッドセットを繋ぐ二股のケーブルにイヤホン、プロセッサーユニットの電源ケーブル、そしてPS Cameraをケーブルで新たに接続しなければいけません。どう頑張ってもスッキリ配置させられません。ウザいです。
・パッケージの区別しづらい(いちゃもん)
VR対応ゲームとVR専用ゲームがあります。「VR対応ゲーム」は、VRでも普通にディスプレイでも遊べるゲーム。「VR専用ゲーム」はPSVRがないと遊べないゲームです。
ただ、VR対応とも専用とも書いてないけど、VRでも遊べるゲームもあります。ゲーム発売後に、新たにVRモードが追加されたゲームがこれに当たります。
またPSVRには初代と2代目があります。2代目の方が初代よりも、ケーブルが若干スッキリしています。
この初代と2代目、マイナーすぎる情報ですがパッケージの区別がし辛いです。初代がパッケージを正面から見てヘッドセットが斜めに配置されているのに対して、2代目は平行?に配置されています。万が一、中古で購入しようとしている方がいたら参考にしてください。
・寝ながら使いづらい(いちゃもん)
PSVRにはシアターモードがあり、通常のプレイ画面をヘッドマウントディスプレイ上で100インチを超す大画面で楽しむことができます。PS4にはPrimeビデオやNetflixのアプリがありますから、当然これを大画面で鑑賞することが出来るわけです。でもずっと座って観るのは疲れるので寝っ転がって観たいですよね。だってPSVRを装着した状態で寝転がって映画を見れたら、いくら寝返りしても正面にスクリーンがあるんですよ。最高じゃないですか。でもいざ寝転がってみると後頭部の固定する部分がすっごい邪魔なんですよね。もっと柔らかい素材にしてくれればいいのに。枕をいい感じに調整しないととても寝ながら観れません。
前と後ろの重さのバランスが取れてないと疲れやくなるらしいので何でも軽くすりゃいいってもんじゃないみたいです。
いいところ
楽しい
「Oculus Quest 2」との比較
PSVRでしか遊べないゲームをやりたいのであれば、PSVRを買えばいいと思いますが、現在はOculus Quest 2という素晴らしいゲーム機が出ています。
https://www.oculus.com/quest-2/
お値段は37,100円(税込)。PSVRより安いのに、こちらには2本のモーションコントローラーも付属します。
何よりすごいのがOculus Quest 2はスタンドアロン型であること。PCやゲーム機に接続する必要がありません。全ての処理はこのヘッドセット自体が行います。なのでケーブルも不要です。
そして新作VRゲームの発売が、PS Storeよりも早いです。審査のスピードの違いやPSVR版を制作する手間から、PS Storeの方が発売が遅くなるケースが多々あります。
他にもBeat SaberでMODを入れられたりと、同じゲームでもOculus Quest 2の方が自由度が高かったりします。
そしてOculus Linkという機能が便利です。PCとOculus Quest 2をケーブルで繋げば(ケーブル不要という利点は消えてしまいますが)、PC用のVRゲームも遊ぶことができます。PSVRをPCで使う機能は公式には提供されていませんし、非公式なものも繋いで設定するのが面倒です。
正直PSVRでしか遊べないゲームを絶対にやりたいのでなければOculus Quest 2の方が多機能で絶対便利だと思います。光らんし。
Facebookさんが日本市場に力を入れるとの宣言していた通り、最近よくYoutuberが宣伝動画を出しているのを広告で見かけます。売れるといいね。
＜文責：ぽーたる＞
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