親権変更 14
この時点で行政機関、児童相談所、教育委員会、警察など電話でのやりとりはゆうに50回は超えていたと思います。とある日、400キロ離れた子供の住所地にある行政機関のFさんと子供が30分程度電話で話すことになりました。何度かあちらで話していた間柄なので私は躊躇なく話して欲しいとお願いしました。
電話は私の携帯を通じて行われました。ショッピングセンターの駐車場で話し、車内には電話の声が漏れていました。母親が何度も子供との約束を破ったこと、スマホを取り上げられ友達との約束も破綻になったことがFさんの方からあの時は辛かったよね、などと声をかけられると、子供は「その件はもう気にしてない」と終始大人の対応をしていました。最後私に電話を変わったときに
「子供さんのもう帰らないという堅い意志は確認できました。」
とFさんが話しました。私は再度、母親と再婚者の方に話し合いに出てくるようお願いしたが、ここでも母親は応じませんでした。またFさんも申し訳なさそうに、親権者以外には話せないことがあることをご理解くださいとのことでした。